JBL 305P MkII
ニアフィールド確認のコスパ基準。ウェーブガイドによる安定した音像と、サラウンドやレベルスイープに足る出力があります。
リファレンス約3.5万円 / 台
実測ベースでフラットな6.5インチモニター。低歪みで境界補正スイッチも備え、部屋の影響を変数にしたいときに最適です。
| 形式 | アクティブ2ウェイ |
|---|---|
| ウーファー | 6.5 in |
| 再生帯域 | 39 Hz – 25 kHz (–10 dB) |
Kali Audio LP-6 v2は、ステレオ音像の確認、部屋の音響測定、正確な周波数バランスが求められるニアフィールド試聴のためのスタジオモニターです。6.5インチの大口径ウーファーにより、当カタログの小型スピーカーよりも低い周波数帯域まで明瞭に再生でき、背面のバウンダリーEQスイッチによって机の反射、前壁への接近、オープンな空間配置に合わせた低域の過不足を補正できます。スピーカーを途中で交換することなく、チャンネルの不揃いや部屋の反射音を直接観察するための実用的な機材です。
公称スペックの「39 Hz〜25 kHz(–10 dB)」という表記は注意深く読み解く必要があります。–10 dBという数値は、平均出力レベルから音圧が大きく減衰する下限と上限の限界値を示しており、39 Hzまで完全に平坦な特性を保つという意味ではありません。一般的な低音やローミッドは明瞭に鳴らせますが、最高音圧で最下層のオクターブを厳密に測定したい場合は、サブウーファーの併用を検討してください。
スピーカーテストで信頼できる測定結果を得るには、設置位置の調整が極めて重要です。キャビネットは共振しやすいデスクの天板に直接置かず、安定したスピーカースタンドや高密度のインシュレーターの上に設置してください。ツイーターが耳の高さと水平になり、試聴位置と左右のスピーカーが正三角形を描くよう角度を内振りにします。左右の側壁からの距離を均等に保つことで、初期反射音が左右対称に耳へ届く環境を整えます。
次に、アンプ背面にあるバウンダリーEQのDIPスイッチを設定します。机の上に置く場合、前壁に密着させる場合、部屋の中央にフリー配置する場合など、設置環境に応じたプリセットを選択して余分な低域の濁りを抑えます。物理的な配置とスイッチ設定が終わったら、デシベルメーターとピンクノイズジェネレーターを用いて左右の音量を厳密に揃えてください。左右の出力ゲインが揃うことで、ステレオ音像の偏りや誤った判定を防ぐことができます。
当カタログのスピーカー部門において、Kali LP-6 v2はリファレンス機であり、コスパ基準のJBL 305P MkII、手軽な入門機のEdifier R1280Tと並びます。Kali LP-6 v2は1台約3.5万円(ペア約7万円)で、大きめの6.5インチウーファーと詳細なバウンダリーEQを備えています。1台約2.5万円(ペア約5万円)のJBL 305P MkIIは5インチウーファーを採用し、49 Hz〜20 kHzの帯域とウェーブガイドによる広いリスニングエリアを提供します。約1.5万円のEdifier R1280Tは左右ペア構成の小型パワードスピーカーで、手頃ですがスタジオモニター級の低域再生能力やEQ補正機能は備えていません。
| モデル | 形式 | ウーファー | 公称再生帯域 | 価格目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Kali LP-6 v2 | アクティブ2ウェイ | 6.5 in | 39 Hz – 25 kHz (–10 dB) | 約3.5万円 / 台 | ニアフィールドのリファレンス試聴やルーム音響テスト |
| JBL 305P MkII | アクティブ2ウェイ | 5 in | 49 Hz – 20 kHz | 約2.5万円 / 台 | 広い音像定位とニアフィールドのレベルスイープ確認 |
| Edifier R1280T | アクティブ2ウェイ | 4 in | 未記載 | 約1.5万円 / ペア | 手軽なデスクトップステレオ確認とデュアルRCA接続 |
ニアフィールド確認のコスパ基準。ウェーブガイドによる安定した音像と、サラウンドやレベルスイープに足る出力があります。
モニター1台分の価格で2本と本物のステレオイメージが手に入るパワード・デスクトップスピーカー。定位・左右バランスの確認と普段のリスニングを兼ねたいときに。