サラウンドテスト無料|5.1ch/7.1ch各スピーカー確認
ホームシアターやゲーミング環境の5.1ch・7.1chマルチチャンネルスピーカーの個別動作や配置をブラウザ上で確認できる、無料のサラウンドテストです。各チャンネルから個別にテストトーンを鳴らして、スピーカーの配置・配線ミス・逆相結線・断線を素早く特定できます。通常のステレオヘッドホン環境ではバイノーラル立体音響処理(両耳間時間差ITDおよび耳介マスキング)により仮想スピーカーを定位させ、HDMI接続のAVアンプ環境では個別物理スピーカーへ直接信号を送出します。スピーカーの逆相結線や断線トラブルを瞬時に特定可能です。
操作パネル
耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。
使い方
Web Audio APIのAudioDestinationNodeにおけるマルチチャンネル出力コンフィグレーション(5.1/7.1)を用い、個別チャンネルへテスト信号をルーティングします。多チャンネル対応ハードウェア接続時は個別チャンネル(FL:0、FR:1、C:2、LFE:3、SL:4、SR:5、BL:6、BR:7)へダイレクトに信号を供給し、ステレオ環境ではWoodworthモデルに基づく最大0.65 msのITDと背面フィルターによるバイノーラル音響をリアルタイム合成します。
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PCやAVアンプがマルチチャンネル出力(5.1ch等)に設定されていることをOSのサウンド設定で確認します。ヘッドホン利用時は設定不要で、自動的にバイノーラル立体音響モードで動作します。
AVアンプをご使用の場合、アップミキサー(Dolby Surround等)をオフにし、入力を無加工で届ける「Pure Direct」や「Straight」モードに切り替えてください。
「左(L)」「中央(C)」「右(R)」「サラウンド右(Rs)」「サラウンド左(Ls)」「サブウーファー(LFE)」を順にクリックします。7.1chではサイド(SSL/SSR)とバック(BL/BR)が加わります。
画面で光った通りの位置のスピーカーからピンクノイズまたはテストトーンが鳴れば正常です。画面を見る前に耳に届いた方角を言い当てて照合すると、定位のズレや反響を正確に検知できます。
音が出ないスピーカーがある場合はケーブルやアンプ設定を確認し、左右逆に聞こえる場合はスピーカーケーブルの左右接続を点検してください。
ITU-R BS.775に基づくサラウンドスピーカー配置角度と仕様
国際基準「ITU-R BS.775」では、リスニング位置を中心とする各スピーカーの基準配置角度(方位角)が定義されています。映画やBDの音声はこの幾何配置を基準に制作されています。
下表は5.1chおよび7.1chにおける各スピーカーの基準配置角度、再生帯域、役割、不具合時の症状をまとめたものです。
| チャンネル名 | 略称 | 基準配置角度 | 再生帯域 | 主な役割と障害時の症状 |
|---|---|---|---|---|
| フロント左 / 右 | FL / FR | 正面 ±30° | 80 Hz〜20 kHz | BGMや効果音、ステレオ音場。断線時は音像が反対側へ偏る |
| センター | C | 正面 0° | 80 Hz〜20 kHz | セリフと画面中央の定位。欠落時はセリフが左右に拡散 |
| サブウーファー | LFE | 配置自由(角等) | 20〜120 Hz | 超低域効果音。+10 dBマージン。不通時は迫力が消失 |
| サラウンド左 / 右 | SL / SR | 側後方 ±100°〜110° | 80 Hz〜20 kHz | 後方包囲感と環境音。逆接続で背後の移動方向が反転 |
| サイド(7.1ch) | SSL / SSR | 真横 ±90°〜100° | 80 Hz〜20 kHz | 7.1ch専用の側面の音場。側面定位を補完し包囲感を強化 |
| バック(7.1ch) | SBL / SBR | 後方 ±135°〜150° | 80 Hz〜20 kHz | 真後ろの定位。360度旋回音を滑らかにつなぐ |
サラウンド再生のトラブルシューティングと設定確認
ブラウザ再生で音が出ない場合、原因の多くはOSやアンプの設定です。
Windowsは「サウンドの設定」から「スピーカー構成」を5.1chや7.1chに指定し、macOSは「Audio MIDI設定」で構成します。
AVアンプが疑似サラウンドモードだと信号が誤配分されます。「Pure Direct」や「Straight」で再生してください。
- センターが出ない:アンプ設定でセンターが「None」になっていないか点検します。
- サラウンドが出ない:OSが2ch出力と誤認識していないか確認します。
- 低音が鳴らない:アンプのクロスオーバー設定(通常80 Hz)とLFE入力を点検します。
- 背後の音が薄い:サラウンドの極性を点検し、逆相接続を解消します。
音量管理とスピーカーユニット保護の安全基準
テスト信号に使用されるピンクノイズは実効音響エネルギー(RMS)が高く、長時間大音量で再生するとツイーターのボイスコイルが熱破損する危険があります。
音響調整時の基準音量は、映画音響規格において「−20 dBFSのピンクノイズ再生時にリスニング位置でC特性・Slow測定で約75 dB SPL」と規定されています。大空間のAtmos環境でも79〜82 dB(C)が上限目安です。
テスト時は会話程度の音量から開始し、確認後は速やかに停止してください。大音量再生による聴覚疲労にも注意が必要です。
よくある質問
ブラウザで5.1chサラウンドは出力できますか?
対応するブラウザ(ChromeやEdge等)とマルチチャンネル対応サウンドカードやHDMI/AVアンプが接続されていれば、ブラウザから各スピーカーへ個別出力が可能です。
リアスピーカーから音が出ません。
OSのスピーカー構成が「ステレオ」になったままの可能性があります。Windowsの「サウンドの設定→スピーカー構成」を「5.1サラウンド」に変更してください。
サラウンドヘッドホンでもテストできますか?
7.1chバーチャルサラウンド対応のゲーミングヘッドセット等の場合、専用ドライバーソフトがマルチチャンネルとして認識していれば各方向からの鳴り分けを確認できます。
なぜ単一周波数のサイン波ではなくピンクノイズでテストするのですか?
ピンクノイズは全オクターブに均等なエネルギーを含みます。全ユニットを同時に励振するため、接触不良や音色の不揃いを瞬時に判別できます。
ブラウザからDolby AtmosやDTSのビットストリーム信号は出力できますか?
出力できません。DolbyやDTSは圧縮規格です。ブラウザは非圧縮LPCMのみを出力するためアンプのDolby表示は点灯しませんが、マルチチャンネルPCMとして正しく鳴ります。
スピーカーケーブルが逆相(逆接続)だとどう聞こえますか?
極性が逆接続になると他のスピーカーと音波が打ち消し合い、音が中央に集まらず頭の外側に抜けるようなスカスカとした不自然な響きになります。