サブウーファーテスト無料|20〜200Hz超低音スイープ

サブウーファーテストは、オーディオシステムが可聴域の最下端2オクターブを正確に再生できているかをブラウザ上で診断する無料ツールです。20 Hzから100 Hzまでの7段階の定点サイン波トーン、16秒間の20〜200 Hz対数スイープ、および96 BPMで連打する55 Hzキックパルスにより、サブウーファーの低域限界、エンクロージャーのビビリ音、メインスピーカーとのクロスオーバーの繋がり、部屋の定在波による音量ムラを的確に特定できます。音声の生成はすべて端末内のWeb Audio APIで完結し、外部サーバーへのデータ送信は一切行われません。

操作パネル

耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。

使い方

Web Audio APIにより超低歪みの純粋な正弦波を合成し、サブウーファーの評価に特化した20〜100 Hzの定点トーン(20、30、40、50、60、80、100 Hz)、16秒間の20〜200 Hz対数スイープ、および55 Hzの連続キックパルスを出力します。すべての信号はクリックノイズを防ぐエンベロープ処理が施されており、表示レベルはデジタル基準のdBFSです。

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    【十分な低域再生能力を持つ機器を準備する】スマートフォンや薄型ノートPCの内蔵スピーカーは、物理的な口径不足により100〜200 Hz以下を再生できません。20〜50 Hzのトーンを再生しても無音になるか、歪みによる高調波ノイズのみが鳴るため、本テストは必ずサブウーファーまたは大口径ウーファーを備えたシステムで実行してください。

    【控えめな音量から80 Hzプリセットを鳴らす】安全のため音量スライダーを20〜30%程度に設定し、まずは「80 Hz」プリセットを選択して「プリセット再生」を押します。各定点トーンは30 msのアタックと50 msのリリースを備え、クリックノイズなしで連続したサイン波を発音します。

    【周波数を段階的に下げて低域限界を探る】60 Hz、50 Hz、40 Hz、30 Hz、20 Hzの順にプリセットを5〜10秒ずつ鳴らします。濁りのない純音が維持される最低周波数を記録してください。30〜50 Hz付近で「ボフボフ」という風切り音がする場合はバスレフポートの空気の乱れ(チャッフィング)、振動板からカチカチという底づき音やビビリ音が出る場合は過大入力のサインです。

    【20〜200 Hzの対数スイープで部屋を歩く】「スイープ再生」を押すと、20 Hzから200 Hzまでを16秒間かけて対数カーブで滑らかに上昇します(1オクターブあたり約4.8秒)。画面に現在の周波数が100 msごとに表示されるため、部屋の中を歩き回りながら、音量が極端に膨らむ周波数(定在波のピーク)や消える周波数(ヌル)を把握してください。

    【55 Hzキックパルスでアンプ制御と余韻を確認する】「キックパルス再生」を押すと、96 BPM(625 ms間隔)で55 Hzのサイン波(280 ms発音、5 msアタック / 180 msリリース)が連続連打されます。各ビートが引き締まって歯切れよく聴こえるか、部屋の共振でモワモワと尾を引いていないか(リンギング)を評価します。設定変更後は80 Hzや100 Hzを鳴らし、メインスピーカーとのクロスオーバーの繋がりを再確認してください。

    超低周波の連続大音量再生は、スピーカーユニットやアンプに過大な負荷を与えます。必ず控えめな音量から始めてください。

    サブウーファー周波数・波長リファレンス

    音速は気温20 ℃で約343 m/sであり、波長は周波数に反比例して長くなります。20 Hzの低音では波長が17.2 mに達し、一般的な部屋の広さを大幅に超えるため、音波というよりも部屋全体の空気圧の変動として振る舞います。

    以下の表は、本ツールの各プリセット周波数と音楽的・音響的な基準となるポイントをまとめたものです。各周波数における波長と周期を把握することで、定在波の予測やクロスオーバー設定に役立ちます。

    サブウーファーの周波数・波長・音楽的基準一覧
    周波数 (Hz)波長 (343 m/s)周期 (ms)音楽・音響の基準
    20 Hz17.2 m50.0 ms可聴域の最下端・音というより空気圧の揺らぎとして体感
    30 Hz11.4 m33.3 ms5弦ベース最低音(Low-B: 30.9 Hz)・超低域シンセ
    40 Hz8.6 m25.0 ms4弦エレキベース最低音(開放E1: 41.2 Hz)
    55 Hz6.2 m18.2 ms本ツールのキックパルス基音・バスドラムの胴鳴り
    80 Hz4.3 m12.5 ms一般的なサブウーファーとメインのクロスオーバー周波数
    100 Hz3.4 m10.0 msサブウーファー帯域の上限・小型スピーカーの再生限界

    定在波とクロスオーバーのトラブルシューティング

    長方形の部屋では、対向する壁の距離が音波の半波長と一致する周波数で軸方向の定在波(ルームモード)が発生します。部屋の寸法によって特定の周波数で音圧が局所的に跳ね上がったり、完全に打ち消し合って無音になったりします。

    サブウーファーから発生する異音の多くは、ユニットの故障ではなく設置環境や空気の流れに起因します。以下の症状と対策を参考に切り分けを行ってください。

    • 部屋を歩くと音量が激変する: 定在波が原因です。リスニングポジションで低音が消える(ヌル)場合は、サブウーファーを数十センチ移動するか、座席位置を前後に調整してください。
    • 80 Hz前後で音がスカスカに抜ける: メインスピーカーとサブウーファーの位相が逆相(180°)になっている可能性があります。サブウーファー背面の位相切り替えスイッチを操作してください。
    • 30〜50 Hzでボフボフと風切り音がする: バスレフポートの空気流速が過大になって乱流が起きる「ポートチャッフィング」です。故障ではないため、音量を少し下げると解消します。
    • 家具や窓ガラスがガタガタ鳴る: スイープ中に異音が発生する場所を手で触れて特定し、インシュレーターや制振シートで家具の共振を抑えてください。

    スピーカー保護と安全な音量設定

    超低周波の正弦波信号は、中高域の音楽信号と異なり、連続的かつ強大なエネルギーをボイスコイルに流し込みます。耳の感度が低いからといって音量を過大に上げると、スピーカーの故障やアンプの過熱を招きます。

    本ツールに搭載されている安全機能と、テスト時に遵守すべきガイドラインは以下の通りです。

    • 音量は必ず小さめからスタートする: 音量スライダーを低めに保ち、音が確認できる最小限のレベルでテストを行ってください。
    • 20 Hzを聞こえるまで音量アップしない: 等ラウドネス曲線(ISO 226)により、人間の耳は20 Hzに対して1 kHzより数十dB感度が鈍感です。「聞こえない=音が出ていない」わけではありません。
    • 底づき音や歪みを感じたら直ちに停止: コーン紙がバタつく音やカチカチという底づき音、アンプのクリップ歪みが発生した場合は、すぐに画面の「停止」ボタンを押してください。
    • 画面表示はdBFS(デジタル基準値): メーターの数値はデジタル信号上の強度であり、室内の音圧(dB SPL)ではありません。騒音計代わりにはならない点にご留意ください。

    このページでわかること:サブウーファーテスト、20〜100 Hzの低音、クロスオーバー調整、ビビリ音や部屋の共振チェック。

    よくある質問

    スマホやノートPCで20 Hzや30 Hzの音が出ないのはなぜですか?

    スマホやノートPCの小型スピーカーは物理的に100〜200 Hz以下を再生できない構造のためです。故障ではなくドライバーの口径限界ですので、本テストはサブウーファーを接続してお試しください。

    重低音(サブベース)は耳で聴くものですか、体で感じるものですか?

    40〜60 Hz以下の超低音は、音高として聴こえるだけでなく、胸やお腹への空気圧、部屋の振動として体感されるのが自然です。最低域は音量だけでなく空気の動きや部屋の共鳴で評価してください。

    定点プリセットトーン(20〜100 Hz)はどう使い分けますか?

    20、30、40、50、60、80、100 Hzから選び、歪みなくクリアに鳴る最低周波数を見極めます。30〜50 Hzで風切り音やビビリ音が出た場合は、直ちに音量を下げて確認してください。

    20〜200 Hzの低速スイープで何が分かりますか?

    16秒間の対数スイープにより、各オクターブを均等な時間で走査します。特定の周波数で急激に音が大きくなる部屋の定在波や、メインスピーカーとのクロスオーバー帯域の音の落ち込みを特定できます。

    55 Hzのキックパルスは何のために鳴らすのですか?

    96 BPMの周期的な55 Hz打撃音により、アンプの制動力と部屋の余韻(リンギング)をテストします。音が重なって濁る場合は、サブウーファーの設置位置やクロスオーバーの調整が必要です。

    テスト中に音量を上げても安全ですか?

    超低域は大振幅を伴いボイスコイルや振動板に大きな負荷がかかります。20 Hzが聞こえにくいからと音量を無理に上げず、控えめな音量を保ち、異音があれば即座に停止してください。