聴力テスト無料|オンラインで耳の聞こえを検査

聴力テスト無料ツールとして、日常生活の会話や音楽に関わる周波数(125 Hz〜8,000 Hz)の音がどこまで小さな音量で聞こえるか、左右別々にチェックできるオンライン簡易聴力検査です。静かな環境でヘッドホンやイヤホンを使い、左右の聞こえのバランスや最小可聴レベルの目安を確認できます。ブラウザ上のWeb Audio APIを用いて音声信号を端末内で直接生成するため、外部への音声送信や個人情報の登録は一切不要です。定期的なセルフチェックや左右差の早期把握にご活用いただけます。

操作パネル

耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。

使い方

125 Hz〜8 kHz(125、250、500、1000、2000、4000、8000 Hz)のウォーブルトーン(定在波を低減する5 Hz周波数変調)を片耳ずつ再生。各周波数4回の提示で、聞こえたら10 dB下降・聞こえなければ5 dB上昇する閾値階段法により最小可聴レベルを測定し、SVGオージオグラム(聴力図)を作成します。出力レベルはデジタル基準(dBFS)の相対値であり、校正されたdB HLやdB SPLとは異なる教育用スクリーニングです。各トーンは1.5秒間再生され、30ミリ秒のアタックと80ミリ秒のリリース処理によりクリップノイズを防止します。

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    静かな部屋で左右が正しく分かれたヘッドホンまたはイヤホンを装着し、「左耳(Left)」を選択してテストを開始します。聴力は左右で感度が異なることが多いため、本ツールでは左右を完全に分離して片耳ずつ個別にスクリーニングします。

    最初に基準となる快適な音量に調整してからテストを開始してください。各周波数の提示は-30 dBFSからスタートします。「音を再生」ボタンを押すまで音は鳴りませんので、準備が整ってからご自身のペースで進められます。

    各周波数の音が鳴ったら「聞こえた」、聞こえなければ「聞こえなかった」を押していきます。聞こえた場合は次の音が10 dB小さく(下降)、聞こえなかった場合は5 dB大きく(上昇)提示されます。直感で判断し、無理に音量を上げずにそのまま回答してください。

    周波数ごとに4回の提示が行われ、聞き取れた最も小さな音量がその周波数の閾値として自動記録されます。125 Hzから8000 Hzまでの7つの周波数を順に測定すると、画面上のオージオグラムグラフに左耳の測定点(円マーク)がプロットされます。

    左耳の測定が完了したら「右耳(Right)」に切り替えて同様に測定します。右耳の結果(バツマーク)がグラフに重なり、両耳の聞こえのバランスを一目で比較できます。測定結果はブラウザ内に保存され、カードとして画像書き出しも可能です。

    このテストは医療機器ではなく、医学的な診断を行うものではありません。音量はデジタル基準(dBFS)の相対値であり、校正された聴力検査機器(dB HL)とは異なります。聞こえにくさを感じる場合や耳鳴りがある場合は、必ず耳鼻咽喉科専門医にご相談ください。

    測定パラメータと検査仕様一覧

    本オンライン聴力テストでは、標準純音聴力検査で用いられる主要周波数帯域から7つの基準周波数を採用しています。各パラメータはブラウザ環境における安定性と安全性を最大限に考慮して設計されています。

    以下の表は、本ツールで採用している検査周波数、トーン特性、音量変化ステップ、および測定シーケンスの仕様一覧です。

    オンライン聴力テストの測定パラメータ仕様
    項目設定値仕様・音響的役割
    検査周波数125, 250, 500, 1000, 2000, 4000, 8000 Hz会話から音楽の基音・倍音を網羅する7オクターブ帯域
    信号波形5 Hzウォーブルトーン(FM変調)定在波による局所的な音圧の山や谷を低減し聴取を安定化
    変調深度変調比率 0.06(約±6%)音程感を損なわずに音響定在波を拡散させる最適な変調幅
    初期音量-30 dBFS適度な音量から開始し過大音量による驚愕や聴覚疲労を防止
    測定範囲-60 dBFS 〜 -5 dBFS微小音から最大音までのデジタル相対レベル限界幅
    階段法ステップ下降10 dB / 上昇5 dB聞こえたら10 dB減衰、聞こえなければ5 dB増幅する標準的追従法
    試行回数各周波数あたり4回提示短時間で最小可聴閾値の収束と再現性を確保
    発音時間1.5秒(アタック30ms / リリース80ms)突発的な過渡応答クリックノイズを防止するスムーズ設計

    dBFS・dB SPL・dB HLの違いと音響物理

    音響分野の「デシベル(dB)」は、何を基準(0 dB)としているかによって全く異なる物理量を意味します。

    ブラウザが把握できるのはデジタル信号の振幅(dBFS)のみであり、耳へ届く音圧(dB SPL)や医学基準(dB HL)は直接測定できません。

    音響および聴力測定で用いられる主要デシベル尺度の比較
    単位名称基準点(0 dBの定義)物理的意味ブラウザでの測定可否
    dBFSデジタルフルスケール最大値クリップ直前の最大デジタルサンプル値。信号は常に負の値可能(唯一客観的に制御できる数値)
    dB SPL20マイクロパスカルの音圧空気中の音圧レベル。1 kHzの最小可聴値が約0 dB不可(校正用騒音計やカプラーが必要)
    dB HL健聴者の平均可聴閾値周波数ごとの耳の感度差を補正した医学基準。0 dBが正常中央値不可(校正済みオージオメータが必要)

    測定精度を左右する要因とトラブルシューティング

    本テストの測定結果は、耳の状態だけでなく周囲の騒音や機器の性能に影響されます。信頼性の高いセルフチェックのために以下の要因にご注意ください。

    • 周囲の暗騒音: 暗騒音は低音域(125〜500 Hz)をマスキングし見かけ上の閾値を悪化させます。静かな部屋で測定してください。
    • ヘッドホンの密閉度: イヤーパッドに隙間があると低音が漏れて減衰します。密閉型ヘッドホンやカナル型イヤホンを推奨します。
    • OSの音響効果・空間オーディオ: イコライザーやサラウンドが有効だと周波数特性が変化します。事前にオフにしてください。
    • 音量スライダーの固定: 測定途中で本体音量を変更すると周波数間の比較が破綻します。テスト中は音量を動かさないでください。
    • ブラウザの音声制限: 音が鳴らない場合は、画面内を一度クリックしてから再生をお試しください。

    聴覚の安全管理と耳鼻咽喉科受診のガイドライン

    聞こえない音を探そうとして音量を上げ続ける行為は危険です。過大音量は内耳有毛細胞に負担を与え、急性音響外傷を引き起こす恐れがあります。

    本ツールは教育用スクリーニングです。以下のような症状がある場合は、セルフテストを中止し、速やかに耳鼻咽喉科専門医の診察を受けてください。

    • 突然の聞こえの悪化: 朝起きたら急に片耳が聞こえなくなっていた等の急激な難聴は突発性難聴の疑いがあり、早期治療が不可欠です。
    • 著しい左右差: 片耳だけグラフが大きく下がっている、または普段の会話で片耳だけ声がこもって聞こえる場合。
    • 持続的な耳鳴りやめまい: 高い耳鳴りや低い耳鳴りが続く場合、またはめまいや吐き気を伴う場合。
    • 耳の閉塞感・圧迫感: 耳の中に水が入ったような感覚や、自分の声が異様に響く感覚が解消されない場合。

    このページでわかること:聴力検査(無料)、左右の耳の聞こえ、125 Hz〜8 kHzの周波数別チェック、オージオグラムの見方。

    よくある質問

    オンラインの聴力テストは病院の検査と同じですか?

    病院の検査(オージオメトリー)は防音室で厳密に校正された機器(dB HL基準)で行いますが、本ツールはパソコンやスマホの相対音量(dBFS)を用いた簡易チェックです。

    左右で聞こえ方に差があるときはどうすればいいですか?

    イヤホンの装着不良や耳垢の詰まりの可能性もありますが、片耳だけ著しく聞き取りにくい状態が続く場合は、突発性難聴などの早期治療が必要な疾患もあるため、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

    テストの推奨環境はありますか?

    周囲の暗騒音が少ない静かな部屋で、密閉型の有線ヘッドホンまたはイヤホンの使用を強く推奨します。外音や無線の圧縮による影響を最小限に抑えられます。

    なぜ純音ではなくウォーブルトーンを使うのですか?

    純音は部屋の反射やヘッドホン内部で定在波を生じやすく、位置によって音圧が乱れます。5 Hzで微小に変調させたウォーブルトーンは定在波を分散させ、安定した聴取を可能にします。

    閾値階段法(ステアケース法)の仕組みは?

    各周波数で-30 dBFSから開始し、聞こえたら10 dB小さく、聞こえなければ5 dB大きく音量を変化させます。4回の提示を経て、感知できた最小レベルを閾値として決定します。

    オージオグラム(聴力図)の見方は?

    横軸は125 Hzから8 kHzの周波数、縦軸は上が-60 dBFS(高感度)、下が-5 dBFS(低感度)です。青い丸が左耳、赤いバツが右耳を示し、上にあるほど小さな音まで聞き取れています。

    片耳ずつテストを行うのはなぜですか?

    日常生活では両耳で聴くため片耳の軽度な難聴に気づきにくい傾向があります。片耳ずつ独立して測定することで、左右の感度差や潜在的な左右バランスの崩れを早期に発見できます。