Sennheiser HD 600
リスニングテストの定番オープンバック・リファレンス。フラットな中域と低歪み、長時間のABXでも疲れにくい装着感が魅力です。
入門約4,000円
はるかに高価な開放型リファレンスの廉価版的存在。ブラインドテストでチャンネルバランスや歪みの違いを聴き分けるには十分です。
| 形式 | 半開放型、オーバーイヤー |
|---|---|
| インピーダンス | 32 Ω |
| ケーブル | 固定 |
Superlux HD 681は、当カタログにおける入門向けオーバーイヤー型ヘッドホンです。半開放型の構造と32 Ωのインピーダンスを備え、約4,000円という手頃な価格帯に位置づけられています。高価なリファレンス機を常時用意することなく、左右のチャンネルバランスの確認、ステレオ定位感のテスト、ブラインド周波数聴取テストを手軽に実施できる実用的な選択肢です。開放感のある音響特性により、左右の音量差や歪みの有無を素直に聴き分けられます。
一方で、本機は密閉型モニターの代替にはなりません。半開放型ハウジングは音を外に漏らし、室内の環境音もそのまま耳に届くため、周囲の話し声や空調ノイズが微小な測定音を覆い隠してしまうことがあります。測定時は静かな部屋で使用し、マイク録音時のモニターや騒音下での作業には密閉型ヘッドホンを選択してください。
聴覚テストを実施する前に、左右のイヤーカップが耳に均等な角度でフィットしているか、ヘッドバンドの側圧に左右の偏りがないかを確認します。人間の聴覚感度は音圧レベルによって変化するため、ピンクノイズを使って無理のない適度な音量に調整し、両耳で同じ音量を保ちます。微小なスイープ音を無理に聴き取ろうとして音量を過度に上げることは避けてください。
テストページを開く前に、OS側の音響拡張機能、立体音響エフェクト、イコライザー設定をすべて無効化してください。ソフトウェア処理が介在すると位相や周波数特性が変化し、テストスコアの正確性が損なわれます。左右のチャンネル音声を再生してステレオの向きが正しいことを確認した上で測定に入ります。複数のヘッドホンをお持ちの場合は、同じブラインドテストを別機種でも実施することで、機材の限界と自身の聴覚閾値を客観的に切り分けられます。
当カタログのヘッドホンカテゴリーにおいて、Superlux HD 681は入門機の位置づけであり、コスパ基準のSony MDR-7506、リファレンス機のSennheiser HD 600と並びます。約4,000円で32 ΩのHD 681は、民生機器の端子から最も駆動しやすい手軽さがあります。約1.5万〜1.8万円のSony MDR-7506は63 Ωの密閉型で、外部ノイズの遮断やマイク収録時のモニターに適しています。約6万〜7万円のSennheiser HD 600は300 Ωの開放型リファレンス機であり、着脱式ケーブルと長時間の聴覚判定に耐える高い解像度を備えています。
| モデル | 形式 | インピーダンス | ケーブル | 価格目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Superlux HD-681 | 半開放型、オーバーイヤー | 32 Ω | 固定式 | 約4,000円 | 入門向けの聴覚テストやチャンネルバランス確認 |
| Sennheiser HD 600 | 開放型、オーバーイヤー | 300 Ω | 着脱式 | 約6万〜7万円 | 開放型リファレンス聴取や長時間のABXブラインドテスト |
| Sony MDR-7506 | 密閉型、オーバーイヤー | 63 Ω | 固定カールコード | 約1.5万〜1.8万円 | 遮音性を要するノイズ確認やマイクモニタリング |
リスニングテストの定番オープンバック・リファレンス。フラットな中域と低歪み、長時間のABXでも疲れにくい装着感が魅力です。
1991年から続くスタジオの定番。密閉型の遮音性と高域の解像感で、チャンネルやノイズの確認がはっきり分かります。
使うテスト: ヘッドホンテスト · 8Dオーディオテスト · マイクループバック
ほぼニュートラルな音調の低価格IEM。オーバーイヤーの遮音なしで、イヤホンや定位のチェックを手軽に試せます。
使うテスト: イヤホンテスト · 音像定位テスト · 8Dオーディオテスト