古筝チューナー無料|21弦ニ長調調律・グーチェン調弦
グーチェン(古筝)21弦の調弦を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。ニ長調五音階(D2〜D6)の21弦を1弦ずつ測定し、針メーターでズレをセント単位で表示します。調弦ピンと可動駒(ことじ)の調整も解説しています。中国伝統の撥弦楽器である古筝は、演奏者から見て最も遠い第21弦(最低音D2=73.42 Hz)から最も手前の第1弦(最高音D6=1174.66 Hz)まで約4オクターブにわたる音域を持ちます。開放弦には4度音(ファ)と7度音(シ)を含まない五音音階(宮・商・角・徴・羽:D・E・F#・A・B)が採用され、基準音となる第8弦(A4=440 Hz)を中心に各オクターブが規則的に配置されています。ブラウザのマイク機能を用いて端末内で高速に周波数を解析するため、アプリのインストールや個人情報の登録は一切不要です。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)に放物線補間を組み合わせ、21弦ニ長調プリセット(D2〜D6)に対するズレを検出します。最低弦D2=73.42 Hzは標準の検出経路の帯域内で、基準はA4=440 Hzの12平均律です。Web Audio APIを活用して入力音の波形周期をリアルタイム解析し、放物線補間アルゴリズムにより数セント以内の微小な音程差を検出します。古筝は隣り合う弦や同名音(5つのオクターブにまたがるD音など)が共鳴しやすい構造を持ちますが、波形のクラリティ(明瞭度)判定によって倍音による誤判定を抑制しています。合奏時や日本の標準ピッチに合わせたA4=442 Hzでの調律にも対応し、緑色の目標範囲(±3セント以内)で正確なピッチへ導きます。
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「開始」でマイクを許可し、低い弦から1本ずつ爪ではじいてください。駒の右側(演奏側)をはじくのが基本で、余韻で針を読むと安定します。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。
大きなズレは本体横の調弦ピンで、細かな仕上げは駒を左右にずらして調整します。駒を右にずらすと高く、左にずらすと低くなります。駒を動かしたら弦が駒の溝に正しく乗っているか確認してください。
測定する弦を弾く際は、必ず可動駒(雁柱)の右側(演奏側の発音弦長)を義爪(ピック)で弾いてください。駒の左側は左手で押弦してビブラートや変音(按音)を行う領域であり、調弦時に左側を弾くと意図しない音程がマイクに入力されてしまいます。
調弦を始める際は、まず基準音となる第8弦(A4=440 Hz / 442 Hz)の音程を最初に確立することをおすすめします。第8弦はコンサートピッチと完全に一致するため、ここを絶対的な基準アンカーとして固定してから、上下のオクターブ(第13弦A3、第3弦A5、第18弦A2など)へ調弦を展開すると全体の調和が整います。
調弦ピンをレンチで回す前、あるいは駒を移動させる前には、必ず該当する弦を指先で真上に数ミリ軽く持ち上げてください。弦を持ち上げずにピンを回すと、駒の頂点に過度な摩擦抵抗が集中し、弦が傷ついて突然破断する危険があります。一度に半音以上大きく音程を変えず、少しずつ馴染ませながら巻き上げてください。
古筝21弦ニ長調(D Major Pentatonic)開放弦周波数一覧表
標準的な21弦古筝(グーチェン)は、ニ長調(Dメジャー)の五音音階で調弦されます。第21弦が最も太い最低音弦(D2)で、第1弦が最も細い最高音弦(D6)です。中国の伝統音階表記(宮・商・角・徴・羽)と対照した周波数は下表の通りです。
基準ピッチA4=440 Hzおよび日本の演奏環境で用いられるA4=442 Hzの周波数を掲載しています。
| 弦番号 | 音名 | 中国階名 | A4=440 Hz | A4=442 Hz | 音域と役割 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第21弦(最低弦) | D2 | 倍低音 宮 (1) | 73.42 Hz | 73.75 Hz | 最低音。最も太い巻弦。低音の基礎を支える |
| 第20弦 | E2 | 倍低音 商 (2) | 82.41 Hz | 82.78 Hz | 倍低音域。豊かな胴鳴りを生み出す弦 |
| 第19弦 | F#2 | 倍低音 角 (3) | 92.50 Hz | 92.92 Hz | 倍低音域。ニ長調の長3度音 |
| 第18弦 | A2 | 倍低音 徴 (5) | 110.00 Hz | 110.50 Hz | 倍低音域の属音。第8弦の2オクターブ下 |
| 第17弦 | B2 | 倍低音 羽 (6) | 123.47 Hz | 124.03 Hz | 倍低音域の最高音 |
| 第16弦 | D3 | 低音 宮 (1) | 146.83 Hz | 147.50 Hz | 低音域の主音。第21弦の1オクターブ上 |
| 第15弦 | E3 | 低音 商 (2) | 164.81 Hz | 165.56 Hz | 低音域の2度音 |
| 第14弦 | F#3 | 低音 角 (3) | 185.00 Hz | 185.84 Hz | 低音域の3度音 |
| 第13弦 | A3 | 低音 徴 (5) | 220.00 Hz | 221.00 Hz | 低音域の属音。第8弦の1オクターブ下 |
| 第12弦 | B3 | 低音 羽 (6) | 246.94 Hz | 248.06 Hz | 低音域の最高音 |
| 第11弦 | D4 | 中音 宮 (1) | 293.66 Hz | 295.00 Hz | 中音域の主音(中央ハの直上のレ) |
| 第10弦 | E4 | 中音 商 (2) | 329.63 Hz | 331.13 Hz | 中音域の2度音 |
| 第9弦 | F#4 | 中音 角 (3) | 369.99 Hz | 371.67 Hz | 中音域の3度音 |
| 第8弦(基準弦) | A4 | 中音 徴 (5) | 440.00 Hz | 442.00 Hz | 調弦の基準音アンカー。緑の弦で識別 |
| 第7弦 | B4 | 中音 羽 (6) | 493.88 Hz | 496.13 Hz | 中音域の最高音 |
| 第6弦 | D5 | 高音 宮 (1) | 587.33 Hz | 590.00 Hz | 高音域の主音。旋律演奏の中心弦 |
| 第5弦 | E5 | 高音 商 (2) | 659.26 Hz | 662.25 Hz | 高音域の2度音 |
| 第4弦 | F#5 | 高音 角 (3) | 739.99 Hz | 743.35 Hz | 高音域の3度音 |
| 第3弦 | A5 | 高音 徴 (5) | 880.00 Hz | 884.00 Hz | 高音域の属音。第8弦の1オクターブ上 |
| 第2弦 | B5 | 高音 羽 (6) | 987.77 Hz | 992.26 Hz | 高音域の最高音 |
| 第1弦(最高弦) | D6 | 倍高音 宮 (1) | 1174.66 Hz | 1180.00 Hz | 最高音。最も細い弦。張りすぎによる断線注意 |
調弦ピン(箏軸)と可動駒(雁柱・ことじ)の二段階調律法
古筝のピッチ調整には、右側の調弦ボックスに収められた調弦ピン(箏軸)と、響板上に配置された可動駒(雁柱・ことじ)という2つの制御機構が存在します。これらを役割分担させて調整するのが古筝調弦の基本原則です。
調弦ピンは弦の総張力を決定する大まかな調整(半音以上のズレ)に用い、可動駒の前後移動は振動弦長を変える微細な調整(約20セント以内の仕上げ)に用います。
- 可動駒による微調整の物理:駒を演奏者から見て右(調弦ピン側)へスライドさせると、振動する弦の長さ(発音弦長)が短くなり音程が上がります。左(前岳側)へ動かすと弦長が長くなり音程が下がります。駒の移動は音程変化が非常に滑らかなため、セント単位の追い込みに最適です。
- 駒のグループ配置(3個と2個の配列):古筝の雁柱は、音階に4度(ファ)と7度(シ)の開放弦が存在しないため、自然と3個のグループと2個のグループに分かれて配列されます。この視覚的な隙間(スペース)は調弦の目安となり、G調やC調への転調時に駒をシフトさせる空間となります。
- 転調時の駒シフト:ニ長調(D調)からト長調(G調)へ変更する場合、全21本のピンを巻き直すのではなく、各オクターブのF#音に該当する駒(第19弦、第14弦、第9弦、第4弦)を左に動かしてG音に近づける等の駒移動によって効率的に調律を変更します。
左手按音(変音)の音響物理と調律時の注意点
古筝の最大の音楽的魅力は、左手による「按音(あんおん)」「揉弦(じゅうげん・ビブラート)」「滑音(ポルタメント)」にあります。五音音階に含まれない4度(ファ)や7度(シ)の音は、3度音(F#)や6度音(B)の駒の左側を左手で深く押し込むことで弦の張力を高め、一時的にピッチを上昇させて演奏します。
- 測定時は左手を完全に離す:チューナーを使用する際は、左手を弦から完全に離した自然な開放状態のピッチを測定してください。左手が触れていると張力が変化し、正確な開放弦ピッチが得られません。
- 共鳴弦のミュート:古筝は21本もの共鳴弦がひとつの桐材響板を共有しているため、1本の弦を弾いただけで他のオクターブの同名弦が強く共振します。測定時は弾かない弦に左手のひらを軽く添えて消音すると、メーターの針が安定します。
- 低音弦(第21〜19弦)の集音:太い低音弦はアタックノイズよりも胴鳴りの低周波が支配的です。マイクを前岳付近に近づけ、義爪の先端でしっかりと弦を捉えて弾いてください。
断線防止と楽器保護のための安全ガイド
古筝の弦は芯線(スチール)にナイロンや絹糸を巻き付けた精密な構造を持っています。誤った調律手順は弦の破断や駒の破損を引き起こすため、以下の安全手順を必ず遵守してください。
- 弦のリフト(浮かせ)原則:調弦ピンを回す際、弦は駒の頂点に強い圧力で押し付けられています。必ず左手の指で弦を軽く持ち上げながらピンを回し、弦全体の張力を均一化させてください。これを怠ると駒の先端で弦が擦り切れ、突然の断線につながります。
- 半音以上の急激な巻き上げ禁止:一度のリフトで音程を半音以上急激に引き上げることは避けてください。少しずつ巻き上げ、弦を弾いて張力を馴染ませながら段階的に目標ピッチへ近づけます。
- オクターブ誤認の防止:第1弦の目標音はD6(1174.66 Hz)という非常に高い音です。チューナーの音名「D」だけを見てさらに1オクターブ上を目指すと、規定張力の2倍以上の負荷がかかり弦が破断して危険です。必ずオクターブ番号「6」を確認してください。
- 調弦ピンの過度な締め込み防止:固いピンを力任せに回すと調弦ボックスの木部が割れる恐れがあります。レンチがしっかり奥まで噛み合っていることを確認し、滑らかに回してください。
よくある質問
グーチェンの21弦の音の並びは?
ニ長調五音階(D・E・Fシャープ・A・B)を、低いD2から高いD6まで4オクターブ以上にわたって繰り返した並びです。駒で1弦ずつ音程が決まるため、まず低い方から順に合わせていきます。
駒(ことじ)の調整方法は?
駒を演奏者から見て右にずらすと弦が短くなって高く、左にずらすと低くなります。少しずつ動かして針を見ながら合わせ、最後に弦が駒の溝にまっすぐ乗っているか確認してください。
調弦ピンはどう回しますか?
半音以上ズレているときは調弦ピンで大まかに合わせます。少し緩めてから上げる方向で締めると安定します。ピンを回した後は弦を軽くはじいて馴染ませ、針でもう一度確認してください。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
なぜ同じ音名(DやAなど)が何本も表示されるのですか?
五音音階(D・E・F#・A・B)がオクターブを跨いで反復されるためです。主音DだけでもD2〜D6の5本存在します。弦番号カードとオクターブ数字を両方確認して調律してください。
左手で弦を押すとメーターの針が急激に上がります。
駒の左側を押す按音(あんおん)は張力を高めて音程を上げる演奏技法です。故障ではなく正常な挙動ですので、調律時は左手を離した開放弦の状態で測定してください。
調弦ピンを回しても音程が戻って緩んでしまいます。
ピンのテーパー摩擦が不足している可能性があります。チューニングレンチで回す際に、軸穴の奥へわずかに押し込みながら巻き上げるとピンがしっかり固定されます。