二胡チューナー無料|D4-A4内弦・外弦の正確な調弦

二胡(にこ・erhu)の内弦と外弦をスマートフォンのマイクで調弦できる、無料のオンラインチューナーです。基本調弦である「内弦 D4・外弦 A4」の完全5度をリアルタイムに検出し、セント単位の針表示で直感的に合わせられます。日々の練習前や合奏前の正確なチューニングにお役立てください。

操作パネル

二胡の調弦方法と使い方

時間領域の自己相関アルゴリズム(NSDF)により、マイクで拾った二胡の弓奏音から基本周波数をリアルタイム解析します。内弦D4(293.7 Hz)および外弦A4(440.0 Hz)に対して±50セントの偏差を測定します。音声処理はブラウザ内で完結し、外部へ送信されることはありません。

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    「チューナーを開始」をクリックしてマイクへのアクセスを許可します。二胡を構え、弓で内弦(太い弦)をロングトーンで弾いて「D4」に合わせ、次に外弦(細い弦)を弾いて「A4」に合わせます。メーターが中央の0セントを指して緑色になるまで糸巻き(琴軫)またはアジャスター(微調整器)で調整します。

    二胡の調弦では、棹の上部にある木軸(琴軫)を回して大まかに合わせ、駒の近くにある微調整器(アジャスター)を回して数セントの微細なズレを合わせるのが効率的です。木軸を回す際は、押し込みながらゆっくり回して急激な弦切れを防いでください。内弦と外弦をそれぞれ単音で合わせた後、2本同時に擦って完全5度の澄んだ和音を耳で確認する習慣をつけると耳も鍛えられます。

    二胡の音程精度は「千斤(せんきん)」の結び位置と隙間に大きく左右されます。千斤の位置が高すぎると弦長が長くなって指が届きにくくなり、低すぎると音域が狭まります。また、ニシキヘビの皮は湿度の影響を極めて受けやすいため、雨の日や乾燥した日は演奏中にも頻繁に調弦を確認することが大切です。

    本ページの調弦プリセットは二胡の標準音高(内弦 D4 / 外弦 A4)をクロマチック方式で検出します。

    D4-A4標準調弦と主要変則調律の周波数一覧

    現代二胡の標準調弦は内弦(nèi xián)D4・外弦(wài xián)A4の完全5度です。A4=440 Hz基準時で内弦293.66 Hz・外弦440.00 Hz、合奏基準A4=442 Hz時で内弦295.00 Hz・外弦442.00 Hzとなります。

    二胡は指板を持たず空中で押弦するため開放弦の精度が極めて重要です。独奏曲等で用いる托音調律(G3-D4)や低調弦(C4-G4)の周波数は下表の通りです。

    二胡の標準調弦および代表的な古典・独奏曲変則調律一覧
    調律・弦中国語表記音名周波数 (440Hz)周波数 (442Hz)用途
    標準・内弦内弦(nèi xián)D4293.66 Hz295.00 Hz現代二胡の標準主音
    標準・外弦外弦(wài xián)A4440.00 Hz442.00 Hz標準高音弦
    托音・内弦托音内弦G3196.00 Hz196.89 Hz『二泉映月』等の低音名曲
    托音・外弦托音外弦D4293.66 Hz295.00 Hz托音内弦G3の5度上
    低調・内弦丙調内弦C4261.63 Hz262.82 Hz一部の協奏曲・劇伴奏
    低調・外弦丙調外弦G4392.00 Hz393.78 Hz内弦C4の5度上

    千斤(せんきん)の配置基準と音響調整ガイド

    二胡の千斤(センキン/qiānjīn)はナットに相当し、弦の有効振動長の上端を規定します。千斤の位置と幅が狂うと、開放弦を合わせても押弦時の音程や音色が損なわれます。

    千斤の高さは奏者の肘を胴に乗せ前腕を垂直に立てたとき、人差し指付け根の高さ(胴上面から約38〜41 cm)を目安とします。

    • 千斤の幅:人差し指第1関節が入る約1.5〜2.0 cmに保ちます。広すぎると余分な力でシャープし、狭すぎると駒への圧力が不足して音がかすれます。
    • 千斤紐の保守:綿・絹紐の千斤は湿気で緩むため定期的に巻き直します。金属製固定千斤はネジの緩みによる共振雑音に注意してください。

    二胡の調弦トラブルシューティングと保守点検

    二胡は蛇皮と木胴を持つため温湿度変化に敏感です。また弓毛が両弦に挟まれているため調弦時に固有の注意点があります。

    • 針がD4とA4間で跳ねる場合:弓が寝て隣の弦に触れると複音が鳴ります。外弦は弓竹を外へ出し、内弦は毛を手前に引いて単音のみを鳴らします。
    • 木軸が滑る場合:軸を胴側へしっかり押し込みながら回します。滑る際はチョーク粉を薄く塗り、固着時は黒鉛を軽く馴染ませます。
    • アジャスターが締め切った場合:ネジが限界まで締まると皮を傷めます。一度中間まで戻し、木軸で大まかに合わせてから微調整してください。
    • 駒とフェルトのずれ:駒は蛇皮中央やや上に置き、下の制御綿がズレてウルフ音(不要な高次共振)が出ていないか確認してください。

    よくある質問

    内弦と外弦の音程関係はどうなっていますか?

    現代二胡の標準調弦は、内弦が「D4(レ、約293.66 Hz)」、外弦が「A4(ラ、440.0 Hz)」の完全5度です。バイオリンの下2本の弦(G3・D4)やチェロの調弦と同様の5度関係ですが、二胡は弦が2本のみで、弓の毛が内弦と外弦の間に挟み込まれている構造が独特です。

    千斤(せんきん)の正しい位置と幅の目安は?

    千斤の位置は、奏者が肘を琴筒(胴)の上に乗せ、前腕を立てたときに人差し指の付け根(第三関節)あたりに来る高さが標準的な目安です。棹と弦の間の距離(千斤の幅)は人差し指の第一関節が軽く入る程度(約1.5〜2 cm)に保ちます。千斤が緩むと開放弦の音程が狂う原因になります。

    なぜ二胡は湿気や季節で音程が狂いやすいのですか?

    二胡の胴には天然のニシキヘビ皮が張られており、湿度が高くなると皮が湿気を吸って柔らかくなり、乾燥すると張りが強くなります。さらに駒(琴碼)やフェルト(制御綿)の圧迫状態も温湿度で変化するため、木管楽器やバイオリン以上に環境変化によるピッチの変動が起こりやすい楽器です。

    演奏中に音程が狂ったときの素早い直し方は?

    演奏の合間には、弦の根元につけた金属製の微調整器(アジャスター)ネジを回して調整するのが最も素早く安全です。木軸を無理に回すと大きく狂ったり弦が切れたりするリスクがあるため、演奏中の微修正はアジャスターを活用してください。

    A442 Hzのオーケストラや合奏に合わせるにはどうすればよいですか?

    日本の管弦楽や吹奏楽、民族オーケストラでは基準ピッチがA=442 Hzに設定されることがあります。本チューナーの基準ピッチ設定を442 Hzに変更することで、内弦(約295.0 Hz)・外弦(442.0 Hz)に合わせた正確な調弦が可能です。

    伝統曲や独奏曲で使われる特殊な調弦(托音など)にも対応していますか?

    はい、本ツールは全半音を検出するクロマチック方式のため、あらゆる変則調律に対応します。阿炳の代表曲『二泉映月』で用いられる托音調律(内弦 G3・外弦 D4)や、協奏曲で指定されるC4-G4調弦なども、そのまま針メーターで音名と周波数を読み取って正確に調弦できます。