騒音計はブラウザで無料|騒音レベル測定

スマホやPCのマイクを使って、周囲の騒音レベルをリアルタイムに測定できる無料のオンライン騒音計ツールです。アプリのインストールは不要で、ブラウザでマイクを許可するだけで即座に測定できます。部屋の静寂性の比較や、生活騒音・作業環境の把握にお使いください。Web Audio APIを活用してマイク入力を直接解析し、Fast・Slowの動特性とピークホールド表示を備えています。

操作パネル

耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。

使い方

ブラウザから取得したマイク信号に、IEC 61672-1相当の時定数(Fast 125ミリ秒・Slow 1000ミリ秒)の指数平均をかけて表示します。処理はすべて端末内のメモリで行い、録音・送信はしません。エコーキャンセラーやノイズ抑制をオフにした生のモノラル信号からRMS実効値を計算し、94 dB(1 Pa相当)を標準とする校正オフセットスライダー(70〜120 dB)を加算して推定音圧レベル(dB SPL)を導きます。

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    ブラウザのマイク使用を許可し、測りたい場所でそのまま表示を見ます。会話などの変動が激しい音にはFast(125ミリ秒)、エアコンや交通騒音のような一定の騒音にはSlow(1000ミリ秒)が向いています。Fastモードは125ミリ秒でステップ変化の約63%に追従し、Slowモードは1秒の時定数で定常ノイズの平均レベルを安定して把握できます。

    正直な限界として、ブラウザはマイクの感度を知らないため表示は相対値(dBFS)であり、校正された騒音計のdB(SPL)ではありません。同じ端末・同じ設定での「場所Aと場所Bの相対比較」として使い、証明や安全基準の判定には専用の校正済み測定器をお使いください。

    校正オフセットの設定:画面中央のスライダー(70〜120 dB、初期値94 dB)をお手持ちの騒音計や、静かな部屋での通常の会話レベル(約60〜65 dB SPL)に合わせて調整することで、現場に即した推定SPL値が得られます。

    3種類の表示項目:上部の大きなデジタル数値は平滑化されたRMS値(dBFS)、右下には最高値を保持して毎秒8 dBで減衰下降するピークホールド、左下にはオフセット適用後のピークSPLが表示されます。

    終了とシミュレーション:使い終わったら「測定停止」を押すとマイクが即座に解放されます。「シミュレーション」ボタンを押せばマイク権限なしでメーターの動きを試すことができます。

    表示値はあくまで目安です。騒音トラブルの証拠や法的・医学的な判断には使えません。

    騒音レベルの目安とNIOSH/OSHA許容暴露基準

    日常生活や作業環境における音圧レベル(dB SPL)の目安と、公的な労働衛生機関が定める許容暴露限界の対照表です。過大な音圧への長期暴露は内耳の有毛細胞を傷つけ、騒音性難聴の原因となります。

    米国労働安全衛生研究所(NIOSH)は85 dBAを1日8時間の安全限界とし、音圧が3 dB増えるごとに許容時間を半減させる「等エネルギー則(3 dB交換則)」を提唱しています。OSHAの法的基準(90 dBAで8時間、5 dB則)と比較しても、NIOSH基準の方が聴覚保護の観点でより厳格です。85 dBを超える騒音下では耳栓などの保護具着用が推奨されます。

    代表的な環境騒音レベルとNIOSH推奨許容暴露時間の一覧
    騒音レベル (dB SPL)身近な環境・音源の例聴覚への影響と許容暴露時間 (NIOSH基準)
    20〜30 dB深夜の静かな寝室、防音スタジオ極めて静寂。スマホ内蔵マイクの自己雑音レベルに近接
    40〜50 dB閑静な住宅街、図書館、穏やかな雨音快適な暗騒音。集中作業や睡眠に適した静けさ
    60〜65 dB1 m離れた通常の会話、静かなオフィス一般的な会話レベル。本ツールの校正オフセットを合わせる簡易目安
    75〜80 dB掃除機、混雑した店内、幹線道路脇大声での会話が必要。長時間の連続聴取では聴覚疲労の原因に
    85 dB芝刈り機、フードプロセッサー、印刷工場NIOSH基準の安全限界(最大8時間/日)。これを超えると難聴リスク増大
    95〜100 dBチェンソー、地下鉄ホーム、ライブ会場許容暴露時間は約15分未満。耳栓やイヤーマフの着用が強く推奨される
    110 dB以上サイレン近接、航空機エンジン、削岩機痛覚閾値(120 dB)に接近。短時間でも急性音響障害の恐れがある危険域

    逆二乗の法則と室内音響における距離減衰の物理

    音源が点音源として全方向に放射される自由音場(屋外や無響室)では、音波のエネルギーは距離の二乗に反比例して拡散します。この音響物理学の「逆二乗の法則」により、音源からの距離が2倍になるごとに音圧レベルは約6.02 dB減衰します。計算式は Lp(r) = Lp(r0) − 20 × log10(r / r0) で表されます。

    ただし、一般的な室内空間では壁・床・天井からの反射音がエネルギーを跳ね返すため、この法則は音源のごく近くでしか成り立ちません。直接音と反射音の強さが等しくなる境界を「限界距離(クリティカルディスタンス)」と呼び、これより外側では部屋全体の残響音が支配的になるため、マイクを数メートル動かしても騒音計の表示値はほとんど減衰しなくなります。

    自由音場における点音源からの距離と音圧レベル減衰量の関係
    音源からの距離1 m基準からの音圧減衰 (dB)音圧比 (1 m基準=1.0)
    1 m0.0 dB(基準位置)1.000
    2 m−6.0 dB0.500
    4 m−12.0 dB0.250
    8 m−18.1 dB0.125
    16 m−24.1 dB0.063

    ブラウザ測定の精度限界とトラブルシューティング

    Webブラウザ経由での音声測定には、専用の音響測定器とは異なるハードウェア的・ソフトウェア的な制約が存在します。数値を正しく評価するために以下の点をご確認ください。

    • マイクハードウェアの周波数特性:スマートフォンやノートPCの内蔵マイク(MEMSカプセル)は人の声の帯域に最適化されており、100 Hz以下の低音や10 kHz以上の高域が大きく減衰しています。平坦な特性ではないため、暗騒音の帯域バランスによって誤差が生じます。
    • 周波数重み付け(A特性/C特性)の非適用:本ツールはIEC 61672-1に準拠した周波数重み付けを行わず、全帯域フラット(Z特性相当)のRMSを計測します。そのため耳に聞こえにくい空調の超低周波ノイズも等しい強さで数値に加算されます。
    • OS側の音声強調処理の影響:Windowsの「オーディオ機能拡張」やmacOSの「声を分離」が有効になっていると、マイク信号がOS内部で勝手に圧縮・ゲート処理されます。正確なレベル測定にはOSのサウンド設定でこれらの効果をオフにしてください。
    • Bluetooth機器の通話プロファイル制限:Bluetoothイヤホンやヘッドセットをマイクに指定すると、低ビットレートな通話プロファイル(HFP)に切り替わり帯域が狭まります。忠実な測定には端末内蔵マイクまたは有線オーディオインターフェースをご使用ください。
    • 0.0 dBFSのオーバーロード表示:メーターが0.0 dBFSで張り付いている場合はマイク入力がクリッピングを起こしています。音源から距離を取るか、OS側の入力ゲインを下げて再測定してください。

    このページでわかること:騒音計(デシベルメーター)、騒音レベルの測定、部屋の静かさチェック、iPhone・Androidでの使い方。

    よくある質問

    無料で使える騒音計サイトはありますか?

    このページが無料で使えます。マイクを許可するだけで周囲レベルの目安を表示し、Fast・Slow切替とピーク表示も備えています。アプリのインストールは不要です。

    デシベル測定の表示は正確ですか?

    校正された騒音計のような絶対値ではありません。端末のマイク感度が分からないため、表示はデジタル基準の相対値(dBFS)です。同じ端末での比較や変化の記録の目安としてお使いください。

    FastとSlowは何が違いますか?

    音の強さのならし方の違いです。Fast(125ミリ秒)は会話や突発音の動きに追従し、Slow(1000ミリ秒)は変動をならして一定の騒音の大きさを表します。国際規格IEC 61672-1の時定数に相当します。

    iPhoneの騒音測定アプリの代わりになりますか?

    日常の目安比べには使えますが、校正値が必要な用途の代わりにはなりません。部屋の静かさ比べや、対策前後の変化の記録に向いています。

    音は録音・送信されますか?

    されません。マイク信号のレベル計算はすべてブラウザ内のメモリで行われ、保存も送信も一切ありません。

    dBFSとdB SPLの違いは何ですか?

    dBFSはデジタル最大値を0 dBFSとする相対値(常に負の数)で、dB SPLは人間の最小可聴値(20マイクロパスカル)を基準とする物理音圧レベルです。本ツールは校正値を加えて推定SPLを算出します。