音響トレーニング用ファイル|無料WAV
スタジオの音響校正や機材チェックに使える、無料の音響トレーニング用ファイル(参照用音声ファイル集)です。−20 dBFSのアライメントトーン、RMS正規化したピンク/ホワイト/ブラウンノイズ、20 Hz〜20 kHzの対数スイープ、極性チェック、ダイナミックレンジのデモなど全12種類を収録。すべての信号はブラウザ内でローカル合成され、16 bit / 44.1 kHzの非圧縮WAVとして即座にダウンロードできます。
操作パネル
耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。
使い方
16 bit / 44.1 kHzの非圧縮リニアPCM(WAV)で、放送規格のアライメントレベル−20 dBFSに合わせて生成した参照信号を提供します。全12種類のテストトーンの試聴とダウンロードに対応しています。
On this page
DAWやメディアプレイヤーに読み込んで再生してください。MP3やAACなどの圧縮形式は位相やマスキングに影響するため、校正には非圧縮のWAVを使うのが原則です。
アライメントトーンはミキサーの0 VUとデジタルの−20 dBFS(欧州は−18 dBFS)を対応させる基準です。ピンクノイズはスペクトラムアナライザーやSPLメーターの確認、スイープは部屋の共振探しに使えます。
「試聴」で即時プレビューし、「WAVダウンロード」で16 bit / 44.1 kHzのPCMファイルとして保存できます。DAW等に配置してご活用ください。
フルスケール(0 dBFS)の正弦波や高域アライメントトーンを大音量で連続再生すると、ツィーター破損や聴覚障害を招く危険があります。再生前に音量を下げ、安全な音量で測定を行ってください。本ファイル群は音響測定・学習用です。
収録リファレンスWAVファイル全12種仕様一覧
本ツールが合成しダウンロード提供している全12種類の参照用WAVファイルの仕様一覧です。Web Audio APIによりビット単位で正確にローカル生成されます。
| ファイル名 | 信号種別 | 仕様 | 時間 | 主な用途・測定項目 |
|---|---|---|---|---|
| sto-1khz-sine-neg20dbfs.wav | 1 kHz基準正弦波 | Mono / −20 dBFS | 5秒 | 放送基準アライメント、0 VU |
| sto-1khz-sine-0dbfs.wav | 1 kHzフルスケール正弦波 | Mono / 0 dBFS | 3秒 | DACヘッドルーム、歪み検出 |
| sto-100hz-sub-calibration.wav | 100 Hzサブベース校正音 | Mono / −20 dBFS | 5秒 | サブウーファーの帯域調整 |
| sto-10khz-treble-alignment.wav | 10 kHz高域アライメント音 | Mono / −20 dBFS | 5秒 | ツィーター出力・高域減衰確認 |
| sto-pink-noise-neg20dbfs-rms.wav | 校正ピンクノイズ | Mono / −20 dBFS RMS | 10秒 | RTA音響測定、モニター校正 |
| sto-white-noise-neg20dbfs.wav | 校正ホワイトノイズ | Mono / −20 dBFS RMS | 5秒 | フィルター位相・周波数測定 |
| sto-brown-noise-neg20dbfs.wav | 校正ブラウンノイズ | Mono / −20 dBFS RMS | 5秒 | サブウーファー評価・吸音確認 |
| sto-log-sweep-20hz-20khz-10s.wav | 20 Hz〜20 kHz対数スイープ | Mono / 対数チャープ | 10秒 | 部屋の定在波共振探査・共鳴検知 |
| sto-stereo-polarity-180deg-inverted.wav | ステレオ極性・位相チェック | Stereo (右ch 180°反転) | 5秒 | スピーカー極性確認・モノラル相殺 |
| sto-dynamic-crest-factor-demo.wav | ダイナミックレンジ比較デモ | Mono / DR14 vs DR6 | 6秒 | クレストファクター低下・耳トレ |
| sto-8bit-quantization-noise-demo.wav | 8ビット量子化ノイズデモ | 16-bitコンテナ / 8-bit | 5秒 | 量子化歪み・テールの粗さ確認 |
| sto-haas-pre-delay-15ms.wav | 15 msハース効果バースト | Stereo (右ch 15 ms遅延) | 5秒 | 先行音効果・空間知覚確認 |
アライメントレベル規格と音響信号の物理特性
放送・業務音響基準としてSMPTE RP155は−20 dBFS = +4 dBu(0 VU)を規定し、欧州EBU R68は−18 dBFSを採用しています。日本の実務(ARIB TR-B32)でも−20 dBFSが標準で、20 dBのヘッドルームが確保されます。
テストノイズのスペクトル特性において、ホワイトノイズは平坦(0 dB/oct)、ピンクノイズは1/f(−3 dB/oct)、ブラウンノイズは1/f^2(−6 dB/oct)の減衰傾斜を持ちます。人間の対数的な聴覚特性にはピンクノイズが最も適しています。
本ツールのWAVエンコーダーは、RIFFコンテナ内に「fmt 」「data」チャンクを正しく構成し、非圧縮16 bitリニアPCM形式(理論96 dBレンジ)で書き出します。
DAWおよびスタジオ環境での測定・トラブルシューティング
音量均一化の解除:Apple MusicのSound CheckやWindowsのラウドネス等化、ReplayGainが有効だと校正トーンのレベルが強制変更されます。無効化するかDAW上で再生してください。
サンプリングレート変換:ダウンロードWAVは44.1 kHzです。48 kHz/96 kHzプロジェクトにインポートする際はDAWの高品位サンプルレート変換(SRC)を使用してください。
DSPエフェクトのバイパス:測定時はオーディオインターフェース内部のDSP、立体音響補正、EQを完全にオフにしてください。
テスト信号再生時の安全管理と聴覚保護
0 dBFS純音再生時のツィーター保護:0 dBFS 1 kHz正弦波はDACの最大出力に達します。高出力アンプで長時間再生するとツィーター焼損の恐れがあるため低音量から開始してください。
超低域再生時のウーファー保護:スイープや100 Hzトーンは大きな振幅を伴います。過大入力によるスピーカーの底付きにご注意ください。
非臨床性の確認:本信号群は機材および室内音響の校正用であり、医学的な聴力検査を代替するものではありません。
よくある質問
ファイル形式は?
非圧縮の16 bit / 44.1 kHzリニアPCM(WAV)です。すべてのDAW、サンプラー、メディアプレイヤーで再生できます。
なぜMP3ではなくWAVなのですか?
MP3やAACは非可逆圧縮で、位相やマスキングに影響し、校正用の基準としては不正確になるためです。非圧縮PCMだけがビット単位の正確さを保証します。
−20 dBFSとは?
放送規格(SMPTE RP155 / EBU R68)のアライメントレベルです。アナログコンソールの0 VUに対応し、音楽的なピーク用に20 dBのヘッドルームを残します。
商用利用はできますか?
はい。生成されたテスト信号はロイヤリティフリーで、音響測定やスタジオ校正、機材テストに自由に使えます。
ブラウザでのプレビュー再生とダウンロードWAVに違いはありますか?
プレビューはお使いのOS/ブラウザの機器サンプリングレート(例: 48 kHz)で即時合成され、ダウンロードは規格統一された16 bit/44.1 kHz WAVとして書き出されます。
スタジオモニターの音量校正にはどのファイルを使うべきですか?
−20 dBFS RMSのピンクノイズを使用してください。全帯域に等エネルギーが分布しているため、SPLメーターを用いたリスニングポジションの音圧校正に最適です。