ピッチパイプ無料|C4〜C5の半音階基準音ツール

無料の半音階ピッチパイプとして、合唱や声楽の音取りに使える基準音ツールです。C4からC5までの13音をタップひとつで鳴らせ、C4が起点として示されています。マイク不要・自動再生なしで、押した音だけが鳴ります。

操作パネル

耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。

使い方

C4〜C5の13音を、A4=440 Hzから算出した周波数の単一オシレーター声部でその場で合成します。40ミリ秒のフェードインと50ミリ秒のリリースでクリックノイズを防ぎ、約2秒で自動停止する単発再生です。

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    歌い始めの音をタップして聴き、その音を口ずさんでから歌い始めてください。C4が起点として示されているため、そこからの音程関係で目的の音を探せます。音は約2秒で止まるため、必要に応じて押し直してください。

    合唱のパート練習では、自分のパートの出だしの音を鳴らしてから歌い始めると、つられずに正確に入れます。アカペラの音取りや、楽器がない場所での発声練習にもそのまま使えます。

    C4〜C5 半音階基準音と周波数一覧

    当ツールのピッチパイプは、中央ハ(C4)から1オクターブ上のC5まで、13の半音階基準音を網羅しています。各音の周波数はISO 16国際標準(A4=440 Hz)に基づき算出されており、比較用として日本の合唱・オーケストラで広く用いられるA4=442 Hzの数値も併記しています。

    各音の周波数は平均律に基づき f = 440 × 2^((n - 69) / 12) で厳密に算出されます(nはMIDIノート番号でC4は60、A4は69)。半音上がるごとに周波数は約1.05946倍(100セント)増加し、オクターブ上のC5(523.25 Hz)はC4(261.63 Hz)のちょうど2倍の周波数となります。

    C4〜C5半音階基準音の周波数と合唱声部別の目安一覧
    音名英語表記周波数 (440Hz)周波数 (442Hz)合唱での主な声部目安
    ド (C4)C4 (Root)261.63 Hz262.82 Hz中央ハ・バス/テノールの基準
    ド♯ (C#4)C#4 / Db4277.18 Hz278.44 Hzテノール低域・バス高域
    レ (D4)D4293.66 Hz295.00 Hzバリトン・テノール標準域
    レ♯ (D#4)D#4 / Eb4311.13 Hz312.54 Hzアルト低域・テノール
    ミ (E4)E4329.63 Hz331.13 Hzアルト・テノール
    ファ (F4)F4349.23 Hz350.82 Hzアルト標準域
    ファ♯ (F#4)F#4 / Gb4369.99 Hz371.67 Hzアルト・ソプラノ低域
    ソ (G4)G4392.00 Hz393.78 Hzアルト高域・ソプラノ
    ソ♯ (G#4)G#4 / Ab4415.30 Hz417.19 Hzソプラノ標準域
    ラ (A4)A4440.00 Hz442.00 Hz国際基準音・ソプラノ
    ラ♯ (A#4)A#4 / Bb4466.16 Hz468.28 Hzソプラノ
    シ (B4)B4493.88 Hz496.13 Hzソプラノ高域
    ド (C5)C5523.25 Hz525.63 HzC4の2倍・ソプラノ高域

    合唱・アカペラにおけるピッチパイプの役割と鳴らし方

    ピアノや伴奏楽器のないアカペラ合唱では、曲の出だしで全員が正しい音高と和音を共有するためにピッチパイプ(調子笛)が不可欠です。ステージ上で指揮者やリーダーが1音または各声部の開始音を鳴らし、全員で共有します。

    音取りのマナーとして、出だしの音を鳴らしている最中に大声で歌い重ねることは避けます。基準音を長く鳴らし続けると歌い手が笛の音に依存してしまい、周囲の響きを聴き合う集中力が削がれるためです。ピッチパイプは1回短く鳴らし、音の余韻を記憶して歌い出すのが鉄則です。控室や本番直前の短い時間でも、全員の基準ピッチを瞬時に揃えられます。

    ピッチパイプによる正しい音取りと音程一致の手順

    曲のキー(調性)を確認し、まず主音(トニック)を鳴らして調の響きを全員の耳に定着させます。例えばニ長調(D major)の楽曲であれば、最初にD音を鳴らして調性感覚を確立します。

    続いて各声部の歌い始めの音を鳴らします。ソプラノやアルト、テノール、バスがそれぞれの音を静かにハミングで合わせ、音と音の間のうなり(ビート)が消えて和音がロックするのを感じ取ります。鳴り終わった後に全員でブレス(息)を揃えて歌い始めることで、冒頭の和音の濁りを防止できます。

    音響仕様・Web Audio合成と動作環境の注意点

    本ツールはWeb Audio APIを用いて倍音を含む温かみのある音色(warm timbre)を合成しています。クリック音の発生を防ぐため立ち上がりに40ミリ秒、余韻に50ミリ秒のエンベロープを適用し、人間の呼吸1息分に相当する約2.2秒で自然減衰します。

    ノートパソコンの内蔵スピーカーでは低音の再生限界によりC4付近が聴き取りにくい場合があります。音取りの際はイヤホンやヘッドホンの使用を推奨します。またiPhoneなどのiOS端末では本体横の消音スイッチ(マナーモード)がオンになっているとWeb Audioの音声が出力されない仕様があるため、消音解除をご確認ください。

    よくある質問

    ピッチパイプとは何ですか?

    合唱や声楽で歌い始めの音を確認する笛型の道具です。このページはそのデジタル版で、C4〜C5の13音をタップで鳴らせます。物理的な笛と違い、電池も息も不要です。

    鳴らせる音の範囲は?

    C4(261.63 Hz)からC5(523.25 Hz)までの半音階13音です。C4が起点として示され、合唱の音取りに使いやすい範囲になっています。

    音はどれくらい鳴り続けますか?

    約2秒の単発再生で自動停止します。持続音が必要な場合は、止まるまで鳴り続けるドローンジェネレーターのページを使ってください。

    マイクは必要ですか?

    不要です。基準音を鳴らすだけのツールで、測定はしません。自分の声の音程を確認したい場合は、チューナーや音程チェックのページを併用してください。

    日本の合唱や吹奏楽で一般的な442 Hzの基準ピッチにも対応していますか?

    本ツールは国際標準ピッチ(A4=440 Hz)の平均律で固定計算されています。日本のアンサンブルや吹奏楽で標準的なA=442 Hzでの基準音が必要な場合は、A4周波数を自由に変更できる「チューニング基準音」ツールをご活用ください。

    合唱の本番や練習で効果的に音を取るコツはありますか?

    曲の主音(トニック)を最初に鳴らして調性を耳に馴染ませた後、各パートの出だしの音を短く鳴らします。音を聴きながら大声で重ねるのではなく、音が消えた直後にハミングで静かに音程を合わせてから息を吸って歌い出すのがコツです。