半音下げチューナー無料|Eフラット調弦ギターに対応
ギターの半音下げチューニング(Eフラットスタンダード)を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。全弦を半音下げたEフラット・Aフラット・Dフラット・Gフラット・Bフラット・Eフラットの6弦に対応し、針メーターでズレをセント単位で表示します。ジミ・ヘンドリックス、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、BUMP OF CHICKENなど数多くのレジェンドやロックバンドが愛用する伝統的チューニングです。指板上のコードフォームやスケール運指をレギュラーと全く変えずに、全体のキーを半音(100セント)下げてボーカルの歌唱負担を和らげ、太く粘りのあるヘヴィなトーンを生み出します。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)に放物線補間を組み合わせ、Eフラットスタンダードの目標音Eフラット2〜Eフラット4に対するズレを検出します。基準ピッチから再計算された目標音で判定し、解析はすべてブラウザ内のメモリで行われます。国際基準A4=440 Hzをデフォルトとし、日本の吹奏楽やアンサンブルで標準のA4=442 Hzへの基準ピッチ変更にも完全対応しています。
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「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。標準チューニングからは全弦を半音下げます。クロマチック方式と違い、半音下げた音が目標として表示されるため、そのまま針の中央を狙えば合います。
半音下げは弦の張力が落ちるため、チョーキングやビブラートがかけやすくなる反面、強く弾くと音程が上ずりやすくなります。普段の力加減で弾いたときの針を見て、±3セント以内に収めてください。
全弦の調弦順序は第6弦(Eb2)から第1弦(Eb4)へと進めるのが鉄則です。すべての弦を緩めるため、ネックにかかる張力が約11%解放され、ネックのわずかな反り戻りによって最初に合わせた低音弦がわずかに変化します。1巡した後に必ずもう一度全弦を確認する「2パス調弦」を行ってください。
カポタストをお持ちの場合は、1フレットに装着して確認する方法も有効です。1フレットにカポを付けた状態で開放弦を鳴らすと、標準のEADGBEピッチと全く同一の周波数になるため、レギュラーチューニングの基準音と耳で照合して正確さを確かめることができます。
半音下げ(E♭スタンダード)開放弦の周波数一覧表
半音下げチューニング(E♭スタンダード / D#チューニング)は、標準的なギターの6本の弦すべてを均等に1半音(100セント)低く調律する方式です。
各弦の目標周波数はレギュラーチューニングの周波数に対して約5.6%低く設定されます。弦と弦の間の音程関係(第6〜第3弦間は完全4度、第3〜第2弦間は長3度、第2〜第1弦間は完全4度)は完全に保たれるため、演奏者が習得した指板上のコードフォームやスケールポジションを何一つ変更することなくそのまま適用できます。
| 弦 | 音名(フラット表記) | 異名同音(シャープ表記) | 周波数 (A4=440 Hz) | 周波数 (A4=442 Hz) | レギュラーからの変化 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第6弦 | Eb2 | D#2 | 77.78 Hz | 78.13 Hz | E2(82.41 Hz)から半音下げ(−100セント) |
| 第5弦 | Ab2 | G#2 | 103.83 Hz | 104.30 Hz | A2(110.00 Hz)から半音下げ(−100セント) |
| 第4弦 | Db3 | C#3 | 138.59 Hz | 139.22 Hz | D3(146.83 Hz)から半音下げ(−100セント) |
| 第3弦 | Gb3 | F#3 | 185.00 Hz | 185.84 Hz | G3(196.00 Hz)から半音下げ(−100セント) |
| 第2弦 | Bb3 | A#3 | 233.08 Hz | 234.14 Hz | B3(246.94 Hz)から半音下げ(−100セント) |
| 第1弦 | Eb4 | D#4 | 311.13 Hz | 312.54 Hz | E4(329.63 Hz)から半音下げ(−100セント) |
ボーカル歌唱負担の軽減とトーンの音響物理的変化
多くのバンドやシンガーソングライターが半音下げを採用する最大の理由は、ボーカルの声域(テッシトゥーラ)への最適化にあります。
キーが半音下がるだけで、サビの最高音や張り上げが必要なクリティカルなメロディラインが喉に無理のない音域へと収まり、長時間のライブや連日のレコーディングでも声帯の疲労を劇的に抑えることができます。
- コードフォームの温存:キーを下げるためにカポタストを外したり曲のキーを丸ごと移調すると、開放弦を活かしたアコースティックな響きや、慣れ親しんだ運指が変わってしまいます。半音下げであれば、ギター側はレギュラーと同じ「C」「G」「D」「Em」などのオープンコードを押さえるだけで、自然に移調されたB、F#、C#、D#mの響きを提供できます。
- トーンの粘りと太さ(ダークな質感):弦の張力が緩むことで、弦がピックに衝突した瞬間の高音域の鋭角なアタック(ギャリッとした硬さ)が抑えられ、ふくよかな中低音域のサステインが前面に出ます。ブルースやハードロックで重宝される「太くジューシーな歪みサウンド」はこの張力低下から生まれます。
- フィンガリングとベンド(チョーキング)の容易さ:全弦で張力が下がるため、1音半チョーキングやワイドビブラートが驚くほど軽やかに行えるようになります。手の小さい奏者や握力に自信のない初心者にとってもバレーコードの押弦が容易になります。
弦張力(テンション)11%低下の力学とトラブルシューティング
弦の物理的張力は振動周波数の2乗に比例します。周波数が半音下がる(約0.9439倍になる)と、弦張力は約0.891倍となり、ギター全体にかかる総張力は約11%減少します。この物理現象に伴う注意点と対策を理解しておくことが重要です。
- ピッキング時の音程上ずり(アタックピッチ)対策:張力が緩んだ弦を強くピッキングすると、弦の振幅が急激に広がり、弾いた直後の100〜200ミリ秒ほどピッチが数セントから十数セント高くシャープします。チューナーで測定する際は、ピックで強打した瞬間ではなく、音の減衰(サステイン部)で落ち着いた定常状態の数値を読み取ってください。
- 弦のバズ音(ビビり)と弦ゲージの調整:張力が11%落ちることで弦の振れ幅が大きくなり、レギュラー設定で弦高を低く追い込んでいるギターではフレットに弦が触れてバズ音が出ることがあります。弾き心地が柔らかすぎると感じる場合は、弦の太さをワンランク太いもの(例: .009〜.042から.010〜.046、または.010〜.052)に交換すると、レギュラーチューニングと全く同じテンション感を取り戻せます。
- ネックのリリーフ変化:張力が抜けることでトラスロッドの反発力が相対的に勝ち、ネックがわずかに逆反り傾向を示すことがあります。半音下げ専用機にする場合以外はロッド調整を急ぐ必要はありませんが、長期的に固定する場合はオクターブサドル調整をわずかに再確認するのが理想的です。
- クロマチックチューナーとの混同防止:汎用のクロマチックチューナーでは「D#」または「Eb」の表記を探す必要がありますが、本ツールは半音下げ専用の目標値(Eb2〜Eb4)をあらかじめ保持しているため、画面の指示に従うだけで迷わず調弦できます。
変則調弦との比較およびレギュラーチューニングへの復帰ガイド
半音下げは、変則チューニング(ドロップDやドロップC、オープンGなど)と比較して最も透明性の高い調弦法です。他の調弦法との目的の違いを整理しておきましょう。
- ドロップDとの相違点:ドロップDは第6弦のみを全音下げるため、低音リフ専用の1本指パワーコードが可能になりますが、コードフォームやスケールが変わります。半音下げは全弦均等に下げるため、演奏感覚は100%レギュラーのまま維持されます。
- ドロップCとの相違点:ドロップCは全弦1音下げ(全音下げ)にした上で第6弦をさらに全音下げる重低音調弦です。極度のローエンドを求めるラウドロックにはドロップCが適しますが、ボーカルの自然な音域補助には半音下げが最もバランスに優れています。
- レギュラーチューニングへの安全な戻し方:半音下げから通常のEADGBEに戻す際は、全弦のテンションを均等に引き上げるため、第6弦から第1弦へ順番に少しずつ巻き上げてください。一気に1本の弦だけを極端に巻き上げると、ネックにねじれの負荷がかかる恐れがあります。
- 1フレットカポでの即時標準化:半音下げにセットしたギターの1フレットにカポタストを挟むだけで、完全に標準チューニング(EADGBE)のピッチと等しくなります。スタジオやライブで曲ごとにレギュラーと半音下げを持ち替えることなく、カポの着脱だけで両方に対応できる大きな実用性があります。
よくある質問
半音下げの開放弦の音程は?
低い方からEフラット2、Aフラット2、Dフラット3、Gフラット3、Bフラット3、Eフラット4です。標準チューニングの全弦を半音(100セント)下げた並びで、バンドでは管楽器に合わせたり、ボーカルの負担を減らしたりする目的で使われます。
半音下げのメリットは?
弦の張力が落ちて押さえやすく、チョーキングが軽くなります。音色も少し柔らかく暗めになり、ブルースやハードロックで好まれます。カポを1フレットに付ければ標準チューニングと同じ音程になります。
チューナーが半音ずれて表示されませんか?
このページは半音下げ専用の目標音を持っているため、EフラットがEフラットとして表示されます。汎用クロマチックで測ると半音下の音名が出ますが、針の読み方は同じです。
半音下げの合わせ方(やり方)は?
6弦から順に、E♭2・A♭2・D♭3・G♭3・B♭3・E♭4へ半音(100セント)ずつ下げていきます。低い弦から合わせるとネックの張力が先に安定し、高音弦を合わせた後に低音が戻りにくくなります。基準が半音下がるだけで指の形は標準のまま使えるので、歌いやすいキーに合わせたいときに便利です。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
半音下げ(E♭スタンダード)とドロップDチューニングの違いは?
半音下げは全6弦を等しく半音下げるためコードフォームやスケール運指がレギュラーと同一です。一方、ドロップDは6弦のみを全音下げるため、低音3本での1本指パワーコードが可能になりますが運指が変化します。ボーカルの音域対策には半音下げが最適です。