ドロップDチューナー無料|6弦をD2に下げる変則調弦
ギターのドロップD調弦(低い方からD・A・D・G・B・E)を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。6弦だけを1音下げる手軽な変則調弦で、1本指のパワーコードが特徴です。下げた6弦D2=73.42 Hzもしっかり捉えます。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)に放物線補間を組み合わせ、ドロップDの目標音D2〜E4に対するズレを検出します。下げた6弦はD2=73.42 Hzを基準に判定し、解析はすべてブラウザ内のWeb Audio API経由のメモリで行われます。
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「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。6弦は標準のE2から1音下げてD2にします。下げすぎたら一度Eまで戻し、上げる方向でDに合わせると安定します。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。
ドロップDの醍醐味は、6・5・4弦を同じフレットで押さえる1本指パワーコードです。合わせた後は開放でジャラーンと鳴らし、6弦のDが濁らず澄んでいれば正解です。標準チューニングに戻すときは6弦を上げるだけです。
ドロップD開放弦周波数一覧表(DADGBE&対照チューニング)
ドロップDチューニングは、レギュラーチューニング(EADGBE)の第6弦のみを全音(2半音・200セント)下げてD2とする変則調弦です。第5弦〜第1弦は通常のピッチを完全に維持するため、一般的なコードダイアグラムやスケールポジションの大部分をそのまま活用できます。
開放弦の低音3本(D2-A2-D3)が「ルート音・完全5度・オクターブ」を形成し、単音で鳴らすだけで豊かなD5パワーコードとして響きます。A4=440 Hzおよび日本の合奏標準であるA4=442 Hzにおける各弦の周波数は下表の通りです。
| 弦番号 | 音名(ドロップD) | レギュラー音名 | A4=440 Hz | A4=442 Hz | 特徴とチューニングの要点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第6弦(ドロップ弦) | D2 | E2 (82.41 Hz) | 73.42 Hz | 73.75 Hz | 全音下げ。開放D音のリフの中核。張力が約20%低下するため親指で弾き余韻で測定 |
| 第5弦 | A2 | A2 | 110.00 Hz | 110.50 Hz | 6弦D2と完全5度(700セント)の協和音程を形成し、力強いD5パワーコードを構成 |
| 第4弦 | D3 | D3 | 146.83 Hz | 147.50 Hz | 6弦D2の完全1オクターブ上。開放弦同士のオクターブ唸り確認における基準弦 |
| 第3弦 | G3 | G3 | 196.00 Hz | 196.89 Hz | レギュラー調弦と同音。チョーキングやベンドを多用するリードプレイの主音域 |
| 第2弦 | B3 | B3 | 246.94 Hz | 248.06 Hz | レギュラー調弦と同音。オープンコードのボイシングやアルペジオの響きを担当 |
| 第1弦(最高音) | E4 | E4 | 329.63 Hz | 331.13 Hz | レギュラー調弦と同音。最高音プレーン弦。6弦の張力変化による狂いを最後に確認 |
1本指パワーコードの音響物理と変則調弦の音楽的メリット
ドロップDがロック、グランジ、オルタナティブ、メタルなどのジャンルで爆発的に普及した最大の理由は、パワーコードの運指構造にあります。
レギュラーチューニングでは、低音パワーコードを演奏する際に人差し指で6弦を、薬指や小指で5弦・4弦を押さえる「2〜3本指フォーム」が必要です。しかしドロップDでは、6弦が全音下がったことにより、低音3本(6・5・4弦)が完全に同一フレット上でパワーコード(根音・5度・8度)を構成します。
- 高速リフの演奏性:人差し指1本のバレー(セーハ)だけでフレット間を自在にスライド移動できるため、レギュラーチューニングでは物理的に不可能な超高速コードチェンジやブラッシングリフが可能になります。
- 重厚なドローン効果:開放弦のD2を低音の持続音(ドローン)として鳴らしながら、1〜3弦で高音のメロディやアルペジオを展開するフィンガーピッキング奏法(フォークやケルト音楽)にも極めて適しています。
- 音域の1音拡大:ギターの最低音がE2(82.41 Hz)からD2(73.42 Hz)へ広がることで、楽曲全体の重心がグッと下がり、ベースやドラムのキックと強力に噛み合う重低音が得られます。
ペグのバックラッシュ(遊び)対策と安定調弦テクニック
ドロップDへ合わせる際、多くのプレイヤーが「演奏中に6弦のピッチが勝手に上がってしまう、または狂ってしまう」というトラブルに直面します。これはチューニングペグのギア構造に起因する物理現象です。
- 「下から巻き上げる」鉄則:ペグを緩めて音を下げる操作をすると、ペグのウォームギアとホイールギアの間に微小な隙間(バックラッシュ・遊び)が生じます。この状態のまま演奏すると、チョーキングやピッキングの衝撃でギアが滑り、ピッチが狂います。必ず目標のD2よりも一度低く(C#付近まで)緩めてから、ペグを「巻き締める方向」でD2に到達させてください。
- 耳によるオクターブクロスチェック:4弦の開放弦(D3=146.83 Hz)と6弦の開放弦(D2=73.42 Hz)を同時に鳴らします。2音の間に「ウワン、ウワン」という周期的な唸り(ビート)が聴こえる場合はピッチがズレています。唸りが完全に消えて澄んだ1つのオクターブに聴こえるまで微調整してください。
- 第7フレット実音チェック:6弦の第7フレットを押さえて弾いた実音はA2(110.00 Hz)となり、第5弦の開放弦と完全に同音になります。開放弦同士のチェックと併用することで、フレット上の音程感も確認できます。
- 不要弦の消音:6弦を調弦する際は、4弦(D3)が共振してチューナーに拾われやすいため、右手の手のひらで1〜5弦を軽く触れてミュートしてください。
弦ゲージの選定・張力バランスと他チューニングとの比較
ドロップDは6弦のみの張力が低下するため、弦ゲージの選定によって演奏性とトーンが大きく向上します。
- ヘヴィーボトム弦の活用:一般的な「09-42」や「10-46」のセットでは、6弦(.042または.046)をDまで下げると張力がやや緩くなり、アタック時にフレットに当たってバズ音(ビビリ)が生じやすくなります。「10-52」などのライトトップ・ヘヴィーボトム弦を採用すると、1〜5弦の弾きやすさを保ったまま、6弦に太いテンション感を維持できます。
- ドロップDとDスタンダード・ドロップCの違い:ドロップD(DADGBE)は6弦のみを下げますが、Dスタンダード(DGCFAD)は全6弦を1音下げます。またドロップC(CGCFAD)は全弦を1音下げた上で6弦をさらに1音下げた構成です。
- ナット溝の滑りと潤滑:レギュラーとドロップDを頻繁に行き来する場合、ナット溝と弦の摩擦抵抗によりピッチが引っかかることがあります。鉛筆の芯の粉(黒鉛)や専用のナットルーブを溝に少量塗布すると、滑らかな調弦が可能になります。
よくある質問
ドロップDの開放弦の音程は?
低い方からD2(73.42 Hz)、A2(110 Hz)、D3(146.83 Hz)、G3(196 Hz)、B3(246.94 Hz)、E4(329.63 Hz)のDADGBEです。6弦だけが標準より1音低くなっています。
1本指パワーコードとは?
6・5・4弦を同じフレット1本の指で押さえると、ルート・5度・オクターブのパワーコードになる押さえ方です。ドロップDでは開放弦自体がDのパワーコードになっているため、ロックのリフが弾きやすくなります。
演奏中に6弦の音程が戻ってしまいます。
緩める方向の調整はペグの遊びで戻りがちです。一度Eまで上げてから下げて合わせるか、軽くチョーキングして馴染ませてから最終確認してください。
ドロップDの合わせ方(やり方)を教えてください。
6弦だけをE2(82.41 Hz)からD2(73.42 Hz)へ1音下げるのが基本です。まず5弦〜1弦を標準のまま合わせ、最後に6弦を下げてください。緩める方向の調整はペグの遊びで戻りやすいので、いったん目標より少し低くしてから上げて合わせると安定します。カポタストを使用する場合は、必ずカポを外した状態で正確に調弦を済ませてから取り付けてください。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
ドロップDからレギュラーチューニングへ戻す際の注意点は?
6弦をD2(73.42 Hz)からE2(82.41 Hz)へ全音巻き上げます。急激に回すと弦やペグギアに過度な負荷がかかるため、少しずつ巻き上げてください。また6弦の張力増加(約2〜3 kgf増)に伴いネックがわずかに引っ張られ、5〜1弦のピッチが数セント低下することがあるため、全弦を一巡再確認してください。