ドロップCチューナー無料|重いCGCFAD調弦に対応
ギターのドロップC調弦(低い方からC・G・C・F・A・D)を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。メタルやハードコアで使われる重い響きの調弦で、低い6弦C2=65.41 Hzも低周波検出経路で安定して測ります。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)と放物線補間による検出を用います。70 Hz未満はローパス後に4分の1間引き(11.025 kHz)した長い窓で相関を取り、6弦C2=65.41 Hzの周期も十分に捉えます。基準はA4=440 Hzの12平均律です。
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「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。標準チューニングからは全弦を1音下げ、さらに6弦をもう1音下げます。低い6弦(C2)は親指ではじき、半秒ほど置いて余韻で針を読むと安定します。
ドロップCでは6弦の張力が大きく落ちるため、細いゲージだとビビリや音程の不安定さが出ます。6弦は56〜60程度の太いゲージを選び、オクターブ調整(12フレットの実音確認)も行うと、コードが澄んで響きます。
ドロップC開放弦周波数一覧表(CGCFAD&対照比較)
ドロップCチューニング(CGCFAD)は、レギュラーチューニング(EADGBE)の全弦を全音(2半音)下げた「Dスタンダード(DGCFAD)」をベースとし、さらに第6弦をもう1音(2半音)下げてC2としたチューニングです。結果として、6弦はレギュラーから合計4半音(長3度)低くなります。
メタルコア、ポストハードコア、モダンヘヴィロックの象徴的チューニングであり、開放低音3本(C2-G2-C3)でC5パワーコードを構成します。A4=440 Hzおよび日本の合奏基準であるA4=442 Hzにおける各弦の周波数は下表の通りです。
| 弦番号 | 音名(ドロップC) | レギュラー音名 | A4=440 Hz | A4=442 Hz | 音響的特徴とチューニングの要点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第6弦(ドロップ弦) | C2 | E2 (82.41 Hz) | 65.41 Hz | 65.70 Hz | 4半音下げの重低音弦。波長約5.2m。細い弦では張力不足で激しくビビるため太ゲージ必須 |
| 第5弦 | G2 | A2 (110.00 Hz) | 98.00 Hz | 98.44 Hz | 全音下げ。6弦C2と完全5度(700セント)のC5パワーコードを形成する骨格弦 |
| 第4弦 | C3 | D3 (146.83 Hz) | 130.81 Hz | 131.41 Hz | 全音下げ。6弦C2の完全1オクターブ上。オクターブ唸り確認の基準弦 |
| 第3弦 | F3 | G3 (196.00 Hz) | 174.61 Hz | 175.41 Hz | 全音下げ。中音域のヘヴィーリフからクリーンアルペジオまで豊かに響く巻弦 |
| 第2弦 | A3 | B3 (246.94 Hz) | 220.00 Hz | 221.00 Hz | 全音下げ。基準音A4のちょうど1オクターブ下。倍音の透明度が高い帯域 |
| 第1弦(最高音) | D4 | E4 (329.63 Hz) | 293.66 Hz | 295.00 Hz | 全音下げ。ソロの高音域。チョーキング時の弦落ちやテンション感の変化に注意 |
低音C2(65.41 Hz)の音響特性とデシメーション(間引き)検出
ドロップCの第6弦C2(65.41 Hz)は、通常のギターが発する周波数帯域を大きく下回り、ベースギターの音域(Low-Eが41.2 Hz)に迫る低音です。音波の波長は約5.2メートルに及びます。
スマートフォンの極小マイクやノートPCの内蔵マイクは、100 Hz未満の低音を集音する能力が低く、C2を鳴らした際に基音(65.41 Hz)よりも第2倍音のC3(130.81 Hz)や第3倍音のG3(196.00 Hz)が強く入力されます。本チューナーでは70 Hz未満の低周波信号に対して、33タップBlackman窓付きSincフィルターを通過させた後にサンプリングレートを4分の1(11.025 kHz)にデシメーション(間引き)します。1024サンプルの窓(約92.9ミリ秒)内にC2の周期(約15.3ミリ秒)が6波長以上収まるため、基音の周期性を確実に捕捉します。
- ピックアップの選定とトーン調整:エレキギターではフロント(ネック側)ピックアップを選択し、アンプやギター本体のトーンを適度に絞ることで、マイクカプセルを飽和させる金属的な高次倍音を抑え、純度の高い基音信号をチューナーに供給できます。
- 親指によるプラック(弾弦):硬いピックで激しくピッキングすると、弦の振幅が過大になり弾いた瞬間だけピッチが急上昇します。親指の腹で丸く弾き、0.5〜1秒置いた余韻の音程を読み取ってください。
- オクターブ跳躍への対処:針がC3(4弦開放付近)へ跳ねる場合は、マイクが微弱な基音を見失っています。楽器をマイクに近づけ、他の5本の弦を指板上で完全にミュートして弾き直してください。
弦ゲージ選定ガイド(10-52 / 11-56 / 12-60)と適正張力の維持
ドロップCへの調弦において最も重要なのが、弦ゲージ(太さ)の適切な選択です。通常のレギュラーチューニング用弦(.009〜.042や.010〜.046)のまま全弦を1音+6弦を2音下げると、ギター全体の総張力は通常時の約55〜65 kgfから35〜40 kgf前後まで約35%以上も急落します。
張力が不足すると、弦がゴムのようにたるんでアタックの輪郭が失われ、チョーキング時にピッチが狂いやすくなり、ローポジションからハイポジションまで激しいフレットバズ(ビビリ)が発生します。
- 推奨セット1(ライト・ヘヴィーボトム 10-52):1〜3弦のソロプレイのしやすさを残しつつ、低音弦の張力を補う入門用セット。
- 推奨セット2(ミディアム・ドロップC用 11-54 / 11-56):ドロップCの標準的ゲージ。レギュラーチューニング(10-46)と同等のしっかりとしたテンション感と太い音圧が得られます。
- 推奨セット3(ヘヴィー 12-56 / 12-60):ダウンチューニング専用。激しいピッキングでもピッチがブレず、タイトで重量感のあるモダンメタルリフに最適です。
- ナット溝の加工:6弦に.056〜.060の太い巻弦を張る場合、工場出荷時のナット溝に弦が収まらず溝の上に乗ってしまうことがあります。ナットが破損したり開放弦の弦高が高くなりすぎるのを防ぐため、必要に応じて専門リペアマンによる溝調整を行ってください。
ブリッジサドルのオクターブ調整(イントネーション)とトラブルシューティング
弦を太くし、チューニングを低く設定すると、弦の物理的剛性(曲がりにくさ・インハーモニシティ)が増大します。その結果、開放弦のピッチを完璧に合わせても、ハイフレットを押さえた実音がシャープ(高く)なる傾向が顕著になります。
- サドルの後退調整:ドロップCセッティングでは、特に太くなった6弦と5弦のブリッジサドルを、通常よりも大きくボディ後方(テールピース側)へ移動させて実効弦長を伸ばす必要があります。
- 12フレットオクターブ確認手順:12フレットの自然ハーモニクスを鳴らして針をゼロに合わせ、次に12フレットの実音を押さえて弾きます。実音の針が右(+)に振れる場合はサドルを後退させ、左(−)に振れる場合は前方へ進めます。
- ネックの逆反りへの対処:弦張力が大きく低下したことで、トラスロッドの力に引っ張られてネックが「逆反り」することがあります。開放弦で激しいビビリが出る場合は、トラスロッドを反時計回りに少し緩めて適度なネックリリーフを確保してください。
- レギュラー復帰時の安全確認:ドロップCからレギュラー(EADGBE)へ戻す際は、6弦を4半音巻き上げる必要があります。急激にペグを回さず、弦の張力を確かめながら徐々に巻き上げてください。ヘヴィーゲージ弦(11-56等)を張ったままレギュラーまで巻き上げると過大張力になるため注意が必要です。
よくある質問
ドロップCの開放弦の音程は?
低い方からC2(65.41 Hz)、G2(98 Hz)、C3(130.81 Hz)、F3(174.61 Hz)、A3(220 Hz)、D4(293.66 Hz)のCGCFADです。ドロップDをさらに全音下げた形になっています。
弦のゲージはどう選べばいいですか?
6弦は56〜60、5弦は44〜46程度の太めが目安です。細い弦のまま大きく下げると張力不足でビビリが出て、チューナーの針も安定しません。弦交換後は1日ほど伸ばしてから本調整してください。
ドロップDとの違いは?
ドロップD(DADGBE)は6弦だけ1音下げますが、ドロップC(CGCFAD)は全弦を1音下げた上で6弦をさらに1音下げます。より重く低い響きになり、1本指のパワーコードはそのまま使えます。
ドロップCの合わせ方(やり方)と、弦の選び方を教えてください。
まず全弦をドロップD(DADGBE)まで1音下げ、そのうえで6弦だけをさらにCまで下げます。低いC(C2 = 65.41 Hz)では弦が緩んで音程が不安定になりやすいため、6弦を通常より太いゲージ(目安として56〜60程度)に替えると安定します。合わせる順は6弦から、緩めるのではなく一度低くしてから上げるのがコツです。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
ドロップCでフロイドローズ等のフローティングトレモロを使う注意点は?
フローティングトレモロは弦の総張力と裏蓋スプリングの張力バランスで水平を保ちます。レギュラーからドロップCへ全弦を1音+6弦2音下げると張力が大幅に低下するため、ブリッジが沈み込みます。スプリング調整ネジを緩めて水平を出し直すか、ヘヴィーゲージ弦(.011〜.056等)で張力を相殺してください。