シェパードトーン|無限に続く音の錯覚
階段を永遠に上り続けるように聞こえる聴覚の錯覚、シェパードトーン。複数のオクターブの音を同時に鳴らし、音量の包絡線を操作することで、音程が途切れず上昇(または下降)し続けているように感じられます。
耳を守りましょう。小さい音量から始めてください。聞こえないからといって音量を上げないでください。表示はdBFS(デジタル基準の相対値)であり、SPLではありません。
使い方
6〜9オクターブにまたがる正弦波を重ね、ガウス型のスペクトル包絡で各成分の音量を制御して連続グリッサンドを合成します。音の絶対的な高さではなく音名(クロマ)だけが動く錯覚を生成します。
再生ボタンを押すと、音程が半音ずつ上がり続けるように聞こえます。実際には高い成分が上限で消え、低い成分が下限から現れるため、音域から外れることなく永遠に続きます。
ヘッドホンでもスピーカーでも効果は同じですが、静かな環境ほど錯覚がはっきりします。音量は小さめから始め、上昇と下降の両方を試して、錯覚の方向を確かめてみてください。
連続した純音を長時間聴き続けると耳が疲れます。適度に休憩を取り、異変を感じたら中止してください。
よくある質問
シェパードトーンとは?
1964年に認知科学者ロジャー・シェパードが発表した聴覚の錯覚です。オクターブ違いの音を重ね、音量の包絡線で上下の端を消すことで、音程が無限に続くように聞こえます。
シェパード音階とシェパード・リセ・グリッサンドの違いは?
半音ずつ階段状に動くのがシェパード音階、周波数を連続的に滑らせるのがリセのグリッサンドです。どちらも同じ原理による錯覚で、このツールで両方の動きを確かめられます。
どんな音楽で使われていますか?
ハンス・ジマーが映画『ダンケルク』や『ダークナイト』で緊張感を煽る効果として使ったほか、『スーパーマリオ64』の無限階段のテーマとしても知られています。
音量はどのくらいがいいですか?
スピーカーでもヘッドホンでも小さめから始めてください。純音の連続再生は長時間聴くと疲労につながるため、こまめに休憩を取ってください。