ウードチューナー無料|アラブ式調弦コース別に対応
ウードチューナーは、アラブ式ウードの調弦をブラウザ上で正確に合わせられる無料のオンラインツールです。C2〜C4の6コースを1コースずつ測定し、針メーターでズレをセント単位で表示します。トルコ式のボラーヘンク調弦との違いや複弦の唸り(ビート)の消去法も詳しく解説しています。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)と放物線補間による検出を用います。最低コースC2=65.41 Hzは70 Hzを下回るため、33タップのローパスと4分の1間引き(11.025 kHz)の低周波経路で捉え、楽器の最低音から導いた検出下限より下の読みは棄却します。
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「開始」でマイクを許可し、1コースずつ単音ではじいてください。複弦コースは片方を押さえて1本ずつ測ると正確です。低いコースは余韻で針を読むと安定し、中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。
ウードはフレットレスのため、最終的には耳で微調整する楽器です。チューナーで大枠を合わせた後、オクターブや5度の重音を弾いてうなりが消えるか確認すると、実践的な響きに仕上がります。
アラブ式ウードとトルコ式ウードの調弦比較対照表
中東の代表的弦楽器ウード(Oud)には大きく分けて「アラブ式」と「トルコ式」の2大調弦体系が存在します。本チューナーの標準プリセットは世界で最も広く演奏されているアラブ式の標準調弦「C2–F2–A2–D3–G3–C4(低音から高音へ)」を基準としています。各コース間の音程はF2からA2への長3度(西洋音楽の長3度)を除き、すべて完全4度(完全四度)の音程関係で構成されています。
トルコ古典音楽で用いられる「ボラーヘンク(Bolahenk)」調弦は、アラブ式よりも全体に全音(長2度)高く設計されており、胴がやや浅く弦長(約58.5 cm)が短いトルコ製ウードの張力設計に最適化されています。トルコ式を調弦する際は本ツールのクロマチック針表示で下表の音名を確認してください。
| コース番号 | 弦の構成 | アラブ式音名 | アラブ式周波数 | トルコ式(Bolahenk) | トルコ式周波数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第6コース(最低音) | 単弦(一部複弦) | C2 | 65.41 Hz | C#2 / D2 | 69.30 / 73.42 Hz |
| 第5コース | 複弦(ペア) | F2 | 87.31 Hz | F#2 / G2 | 92.50 / 98.00 Hz |
| 第4コース | 複弦(ペア) | A2 | 110.00 Hz | B2 | 123.47 Hz |
| 第3コース | 複弦(ペア) | D3 | 146.83 Hz | E3 | 164.81 Hz |
| 第2コース | 複弦(ペア) | G3 | 196.00 Hz | A3 | 220.00 Hz |
| 第1コース(最高音) | 複弦(ペア) | C4 | 261.63 Hz | D4 | 293.66 Hz |
複弦(コース)の音響特性とうなり(ビート)の調律手順
ウードの標準仕様は「11弦6コース」で、最低音コースのみ単弦、残りの5コースは同一音に揃えられた2本組の複弦です。複弦構造は音量を増やし豊かな余韻を作りますが、2本の周波数がわずか1〜2 Hzずれるだけで物理的な干渉による激しい「唸り(ビート)」が発生し、和音の濁りの原因となります。
複弦を合わせる際は、片方の弦を指先でミュートしてもう1本をチューナーで合わせ、次に2本同時に弾いて唸りが完全に静止するまで耳でペグを微調整する2ステップ方式が不可欠です。リシャ(鷲の羽やプラスチック製ピック)のストロークを均一に保ち、余韻をしっかり聴くのが上達の秘訣です。隣り合う弦との共鳴も生じやすいため、使わないコースに手のひらを軽く当てて消音しながら1コースずつ集中して調律してください。
- 単弦ミュートとユニゾン同調:まず片方の弦を消音して単弦で0セントを狙い、次に2本同時に鳴らして音の干渉波(揺れ)が消えるゼロビート状態へ追い込みます。
- コース間の音程間隔:ウードのコース間隔は基本的に完全4度ですが、第5コース(F2)から第4コース(A2)の間のみ長3度となります。調弦後は隣接する開放弦同士を2コース同時に弾いて、濁りのない和音の響きを耳で確認してください。
ウード調弦のトラブルシューティングとペグボックスの扱い
ウードは棹に対して後方へ約70〜80度の角度で急激に折れ曲がったペグボックス(ヘッド)を持ち、11〜13本もの木製摩擦ペグを狭い空間に収容しています。ギア式糸巻きと異なり摩擦のみで弦の張力を保持するため、弦楽器の中でも特に細やかな力加減と定期的なメンテナンスが要求されます。
- 第6コース(低音C2)が検出されにくい場合:65.41 Hzの超低音は小型マイクの感度が急減し倍音を誤読しやすくなります。リシャで強く叩きつけず、指の腹で弦の中央部をゆったり弾いて基音が持続する余韻をマイクに近づけて測定してください。
- 木製ペグが滑る・止まらない場合:軸をペグボックス奥へ押し込みながら回します。滑る際はチョーク粉を薄く塗布し、水で濡らすことは絶対に避けてください。木が膨張して抜けなくなります。
- 高音弦の破断防止:第1コースは極細のナイロン・フロロカーボン弦です。ピッチが高すぎる場合はいきなり巻き上げず、一度ペグを緩めて下から徐々に巻き上げてください。
- フレットレス指板と温湿度管理:マカーム旋法の微分音は開放弦の絶対ピッチを基準に指先で押さえます。極端な乾燥は薄い響胴の割れを招くため、ケース内で湿度40〜60%を保ってください。
よくある質問
アラブ式ウードの各コースの音程は?
低い方からC2(65.41 Hz)、F2(87.31 Hz)、A2(110.00 Hz)、D3(146.83 Hz)、G3(196.00 Hz)、C4(261.63 Hz)のC・F・A・D・G・Cです。複弦コースはユニゾンまたはオクターブのペアになっています。
トルコ式ボラーヘンク調弦とは?
トルコ音楽で使われる、全音(2半音)高い調弦です。アラブ式のC・F・A・D・G・Cに対し、D・G・B・E・A・Dになります。共演者の調弦と揃えることが最も大切です。
フレットレスで正確に合わせるコツは?
チューナーで開放弦を合わせたら、5フレット相当の位置(オクターブ上)を押さえて音程を確認してください。駒やナットの高さでオクターブがズレる場合は、楽器職人に調整を依頼してください。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
複弦の2本が微妙にズレてうなりが生じる場合の合わせ方は?
複弦コースは、まず片方の弦を指先で軽く触れてミュートし、もう1本をチューナーで正確に合わせます。次に2本同時に弾き、生じる唸り(ビート)が完全に消えて1本の澄んだ音に聴こえるまで耳でペグを微調整するのが伝統的かつ確実な調弦法です。
第6コース(最低音C2)の針がチューナーで安定しにくいのはなぜですか?
C2(約65.41 Hz)は超低音域のため、スマホやPCの内蔵マイクの感度が急激に落ちる帯域です。弾いた瞬間の激しいアタック音を避け、リシャ(ピック)を柔らかく当てて余韻の持続音をマイクに近づけて聴かせると測定が安定します。