オープンGチューナー無料|スライド用DGDGBDに対応

ギターのオープンG調弦(低い方からD・G・D・G・B・D)を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。開放弦でGメジャーコードが鳴るため、スライドギターやデルタブルースの定番調弦として知られています。第5弦がルート(G2)となり、第6弦・第5弦・第1弦の3本をレギュラーチューニングから全音下げるだけで移行できる扱いやすさが特徴です。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズのように、最低音の第6弦を取り外して5弦ギターとして軽快なリフを刻むスタイルでも広く親しまれています。マイクからの入力音をリアルタイムで解析し、針メーターでセント単位のズレを高精度に可視化します。

操作パネル

使い方

時間領域の自己相関(NSDF)に放物線補間を組み合わせ、オープンGの目標音D2〜D4に対するズレを検出します。解析はすべてブラウザ内のWeb Audio API経由のメモリで行われ、録音や送信はしません。基準ピッチは標準のA4=440 Hzに加え、日本の合奏や管弦楽基準で用いられるA4=442 Hzへの切り替えにも対応しています。

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    「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。標準チューニングからは、6・5・1弦を全音下げます(EからD、AからG、EからD)。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。

    合わせた後は開放弦を鳴らし、Gメジャーの響きを確認してください。5フレットのバレーでC、7フレットでDになるため、スライドなしでも3コードが簡単に押さえられます。

    ペグを緩めて音程を下げる際は、ギアのバックラッシュ(噛み合わせの遊び)により演奏中にピッチが戻りやすくなります。目標の音程よりも一度わずかに低めまで緩め、そこから巻き上げながら針の中央へ合わせると調弦が強固に安定します。

    調弦の仕上がりは耳でも確認できます。第4弦開放(D3)と第6弦開放(D2)を同時に鳴らしてオクターブのうなりがないか確かめ、第2弦開放(B3)と第3弦開放(G3)の長3度の響きをチェックしてください。6弦仕様の場合は低音D2が第5弦のルートG2に対して5度下として響きます。

    オープンG開放弦の基準周波数一覧表(DGDGBD)

    オープンG調弦は、ギターの6本の開放弦を鳴らすだけで完全なGメジャー・トライアド(G・B・D)が成立する変則チューニングです。

    レギュラーチューニング(EADGBE)と比較すると、動かす弦は第6弦、第5弦、第1弦の3本のみであり、中央の第4弦・第3弦・第2弦(D・G・B)はそのまま保持されます。このため、変則調弦の中でも移行が迅速に行える利点があります。

    オープンG(DGDGBD)各弦の周波数とレギュラー調弦からの変化
    弦音名役割・音程関係周波数 (A4=440 Hz)周波数 (A4=442 Hz)レギュラーからの変化
    第6弦D2完全5度(省略される場合あり)73.42 Hz73.75 HzE2(82.41 Hz)から全音下げ
    第5弦G2ルート(主音・基音)98.00 Hz98.44 HzA2(110.00 Hz)から全音下げ
    第4弦D3完全5度(オクターブ上の5度)146.83 Hz147.50 Hz変更なし(レギュラーと同音)
    第3弦G3ルート(オクターブ上の主音)196.00 Hz196.89 Hz変更なし(レギュラーと同音)
    第2弦B3長3度(メジャー感を決定)246.94 Hz248.06 Hz変更なし(レギュラーと同音)
    第1弦D4完全5度(最高音の5度)293.66 Hz295.00 HzE4(329.63 Hz)から全音下げ

    オープンGの和音構造とスライド・デルタブルースの音楽的背景

    オープンGの最大の特徴は、開放弦の中に長3度であるB音(第2弦)が組み込まれている点です。これにより、DADGADのような浮遊感のあるサスペンド調弦とは異なり、開放弦を鳴らした瞬間から力強い長調(メジャー)の響きが確定します。

    指板上のコード進行の簡易化:すべての弦がGコードに揃っているため、人差し指1本でフレット全体をセーハ(バレー)するだけで、あらゆるメジャーコードを演奏できます。特に5フレットのセーハでCメジャー(IVコード)、7フレットでDメジャー(Vコード)が鳴り、ブルースやロックの基本であるスリーコード(I-IV-V)進行が最小限の左手の移動で完結します。

    • ボトルネック(スライドバー)との親和性:金属やガラス製のスライドバーをフレット上に真っ直ぐ滑らせるだけで澄んだフルコードが得られるため、ロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズらデルタブルースの開拓者たちに不可欠な表現手段となりました。
    • キース・リチャーズと5弦オープンG:ロック界ではローリング・ストーンズのキース・リチャーズが愛用。低音の第6弦(D2)を取り払い、第5弦(G2)をベースノートにした「5弦オープンG」により、アンプを強く歪ませても低域が濁らず、鋭くパーカッシブなリフを生み出しました。
    • ドローン奏法と指弾き:低音弦でG音やD音の持続音(ドローン)を刻みながら、高音弦で単音のブルースフレーズを絡め取るフィンガーピッキングにも適しています。

    オープンG特有のピッチ検出挙動とトラブルシューティング

    オープンG調弦では同じ音名(D音およびG音)が異なる弦に重複して配置されているため、マイクによるピッチ検出時に特有の注意点があります。

    • 同音名弦の共鳴(シンパセティック・レゾナンス)対策:D音は第6弦(D2)・第4弦(D3)・第1弦(D4)の3本、G音は第5弦(G2)・第3弦(G3)の2本に存在します。第5弦を弾いた際に第3弦が共鳴して鳴ると、マイクがG3を拾ってオクターブ上の判定を示す場合があります。調弦する弦以外は必ず手のひらや指の腹で触れて確実にミュートしてください。
    • 低音弦(D2=73.42 Hz・G2=98.00 Hz)の収音:小型ノートパソコンやスマートフォンの内蔵マイクは100 Hz以下の感度が低く設定されていることが多く、低音弦の基音が弱く検出される傾向があります。ピックではなく親指の腹で太く弾き、はじいた直後の鋭いアタックが落ち着いた持続音で針を読み取ってください。
    • スライドバーを外して調弦する:弦の上にスライドバーを乗せたままだと、バーの重量やわずかな手の震えでピッチが連続的に揺れ動き、チューナーが正確に収束しません。調弦時はバーを置き、開放弦単体で正確に合わせてください。
    • ペグポストの巻き戻り防止:全音下げる弦(6・5・1弦)は巻きが緩む方向へ回すため、弦の引っかかりがナット溝に残りがちです。一度目標より半音ほど低く落としてから、巻き上げる方向で緑の許容範囲(±3セント)に追い込んでください。

    弦張力の変化・スライド用セットアップと楽器保護

    レギュラーチューニングから3本の弦を全音下げるオープンGは、ネックにかかる総張力を約12〜15%低下させます。弦の張力が下がることで押弦が容易になる一方、スライド奏法特有のセッティング上の配慮が求められます。

    • スライドバーのフレット接触(カチカチ音)防止:張力が落ちた弦でスライドバーを使うと、バーの重みで弦が沈み込み、フレットに衝突して異音が発生しやすくなります。スライド演奏を主目的とする場合は、ブリッジサドルをわずかに上げて弦高(アクション)を高めに調整するか、やや太めの弦ゲージ(.011〜.050など)を張ると快適な演奏性が得られます。
    • 細い第1弦の巻き上げ破断リスク:オープンGからレギュラーチューニングへ戻す際、最も注意すべきは第1弦(D4からE4への全音上げ)です。第1弦はギターの中で最も細く破断限界に近いため、一気に巻き上げず、ペグを少しずつ回して弦がポストとナットに馴染むのを待ちながら合わせてください。
    • ナット溝の滑りと潤滑:全音の大きなチューニング変更を繰り返すと、ナット溝で弦が引っかかりやすくなります。溝に鉛筆の芯の粉(黒鉛)を微量塗布しておくと、弦の滑りが改善しチューニングの安定度が向上します。
    • ネックのリリーフ(反り)の安定:張力が下がることでトラスロッドの逆反り方向への力が相対的に強まり、低フレット側でわずかな弦ビビりが生じることがあります。数分間そのまま弾き込んでネック木部が安定するのを待ってから最終確認を行ってください。

    よくある質問

    オープンGの開放弦の音程は?

    低い方からD2(73.42 Hz)、G2(98 Hz)、D3(146.83 Hz)、G3(196 Hz)、B3(246.94 Hz)、D4(293.66 Hz)のDGDGBDです。開放弦でGメジャーコードが鳴ります。

    デルタブルースとの関係は?

    ロバート・ジョンソンらデルタブルースの巨匠が愛用した調弦です。スライドバーでメロディーを歌わせ、開放弦をドローンに使う奏法と相性が抜群で、5弦がルートのGになる点も弾きやすさの理由です。

    バンジョーのオープンGと同じですか?

    考え方は同じです。5弦バンジョーのgDGBDは、オープンGの1〜5弦に相当する並びになっています。ギターとバンジョーを行き来する奏者には覚えやすい関係です。

    オープンGの合わせ方(チューニング手順)は?

    標準チューニングから6弦をD、5弦をG、1弦をDへ全音下げ、4弦のD・3弦のG・2弦のBはそのまま維持します(DGDGBD)。下げる弦が多いので、6弦から1本ずつ合わせ、最後に6弦へ戻って全体を確認してください。開放弦でGメジャーの和音が鳴れば完成です。

    音声は外部に送信されますか?

    されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。

    6弦を外して5弦ギターとしてオープンGを使う理由は?

    6弦を外すと最低音がルート音のG2になり、スライド演奏時に低音D2が濁るのを防げます。キース・リチャーズが愛用した仕様で、リフの輪郭が際立ちます。6弦を残す場合は重厚な低音が得られます。