バリトンギターチューナー無料|Bスタンダード調弦に対応

バリトンギター(Bスタンダード:BEADFシャープB)の全弦を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。低い6弦B1=61.74 Hzも低周波検出経路で安定して測ります。針メーターでズレをセント単位で表示し、判定はすべてブラウザ内で完結します。

操作パネル

使い方

時間領域の自己相関(NSDF)と放物線補間による検出を用います。70 Hz未満はローパス後に4分の1間引き(11.025 kHz)した長い窓で相関を取るため、6弦B1=61.74 Hzの周期も十分に捉えます。基準はA4=440 Hzの12平均律です。

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    「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。6弦(B1)はスケールが長い分だけ余韻が長いので、アタックから半秒ほど置いて針を読むと安定します。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。

    バリトンは弦が太く張力が強いため、合わせた直後に音程が少し落ち着くことがあります。全弦を一巡したら6弦に戻ってもう一度確認し、2巡目で仕上げるのがコツです。

    バリトンギター開放弦周波数一覧表(Bスタンダード&Aスタンダード)

    バリトンギターの最も標準的な調弦は「Bスタンダード(BEADF#B)」であり、レギュラーギターの全弦を完全4度(500セント)下げた音程関係を持ちます。2弦と3弦の間が長3度、その他が完全4度という弦間隔がそのまま維持されるため、ギターのコードフォームやスケール運指をそのまま移調して演奏できます。

    サーフロックや映画音楽、ジャズなどで用いられる「Aスタンダード(ADGCEA)」は、完全5度(700セント)下げた設定です。A4=440 Hzおよび日本の合奏標準であるA4=442 Hzにおける周波数は下表の通りです。

    バリトンギター開放弦の基準周波数一覧表(Bスタンダード / Aスタンダード対照)
    弦番号BスタンダードAスタンダードA4=440 HzA4=442 Hz特徴と音響的役割
    第6弦(最低音)B1 (61.74 Hz)A1 (55.00 Hz)61.74 Hz62.02 Hz最低音弦。通常ギターの完全4度下(A標準時は完全5度下)。親指で深く弾き余韻で測定
    第5弦E2 (82.41 Hz)D2 (73.42 Hz)82.41 Hz82.78 HzB標準時は通常ギターの6弦(E2)と同音。重厚な低音リフの屋台骨となる巻弦
    第4弦A2 (110.00 Hz)G2 (98.00 Hz)110.00 Hz110.50 Hz中低音域の安定弦。倍音構成が豊かでマイクによるピッチ検出がスムーズ
    第3弦D3 (146.83 Hz)C3 (130.81 Hz)146.83 Hz147.50 Hz中音域の基軸弦。コードの輪郭と音色の太さを決定づける太巻弦
    第2弦F#3 (185.00 Hz)E3 (164.81 Hz)185.00 Hz185.84 Hz3弦との音程差は長3度。コードフォームの響きを決定する要となる弦
    第1弦(最高音)B3 (246.94 Hz)A3 (220.00 Hz)246.94 Hz248.06 Hz最高音弦。6弦(B1)の2オクターブ上。共振防止のため調弦時は他弦ミュート

    スケール長(27〜30インチ)と弦張力の音響力学

    バリトンギターが通常のギターと根本的に異なる点は、その長いスケール長(弦長)にあります。一般的なギターのスケール長は24.75インチ(ギブソンスケール)〜25.5インチ(フェンダースケール)ですが、バリトンギターは27〜30インチ(約686〜762 mm)の長いネックを備えています。

    弦の振動周波数は弦長に反比例し、張力の平方根に比例し、線密度の平方根に反比例します。もし通常の25.5インチギターで弦を完全4度(B1)まで下げると、弦の張力は約44%も激減し、弦がたるんでフレットに激突し(ビビリ)、音程が著しく不安定になります。

    • 適正な演奏張力の維持:バリトンギターは弦長を伸ばすことで、低音B1であっても約16〜20ポンド(約7.3〜9.1 kgf)のしっかりとした張力を確保できます。これにより、輪郭のあるクリアなアタックと豊かなサステインが生まれます。
    • 太い弦ゲージの選定:Bスタンダードでは.013〜.062または.014〜.068が標準です。Aスタンダードまで下げる場合は.070以上の極太ゲージが使用されます。
    • フレット間隔と演奏感覚:スケールが長いため、ローポジションのフレット幅が通常ギターよりも広く感じられます。無理に指を広げず、指板上をスムーズに移動する運指が適しています。

    バリトンギターの調弦テクニックとカポタストの相互関係

    バリトンギターは独自の音域を持ちながら、カポタストを活用することで通常のギターとのシームレスな連携が可能です。

    • 第5フレットカポによるレギュラー再現:Bスタンダードのギターの第5フレットにカポタストを装着すると、完全4度上がって「E-A-D-G-B-E」となり、通常のギターと完全に同一の音程になります。張力は変わらないため、楽器を傷めることなくレギュラー曲を演奏できます。調弦は必ずカポを外した状態で行ってください。
    • オクターブ跳躍の確認:調弦時、6弦B1の12フレット自然ハーモニクス(B2=123.47 Hz)を鳴らし、1弦開放のB3(246.94 Hz)と聴き比べてオクターブの整合性を確認してください。
    • 消音(ミュート)の徹底:低音弦の太い質量により、鳴らしていない弦が共振しやすい特徴があります。弾かない弦に軽く手のひらを触れてミュートしながら1本ずつ調弦してください。
    • 下から巻き上げる調弦:ペグを回す際は、必ず目標ピッチより低い状態から巻き上げて針をゼロに合わせてください。ペグポストの緩みを防ぎます。

    7弦ギター・エレキベースとの音域比較とセットアップ安全策

    バリトンギターは、7弦ギターやエレキベースと音域が重複しますが、楽器の役割と構造には明確な違いがあります。

    • 7弦ギターとの相違点:7弦ギターは通常ギター(EADGBE)の低音側にB1を1本追加した拡張楽器であり、最高音はE4のままです。バリトンギターは全6弦が完全4度移調されており、最高音はB3となります。ギター全体のトーンが中低音にシフトしているため、太いコードサウンドが得られます。
    • ベースとの音域関係:4弦ベース(E1〜G2)やBass VIはギターの丸々1オクターブ下を演奏します。バリトンギターはベースと通常ギターのちょうど中間に位置し、アンサンブルの帯域の隙間を埋める重要な役割を果たします。
    • レギュラーピッチへの巻き上げ禁止:バリトン用の太い弦を張った状態で、誤ってレギュラーのEADGBEまで巻き上げてはいけません。ネックやトラスロッドに過大な張力がかかり、ネック折れやブリッジ破損の重大事故につながります。
    • ナット溝とサドル調整:バリトン専用弦は非常に太いため、市販ギターをバリトン化する場合はナット溝の拡幅加工とオクターブサドルの後退調整が必須となります。

    よくある質問

    バリトンギターの開放弦の音程は?

    低い方からB1(61.74 Hz)、E2(82.41 Hz)、A2(110 Hz)、D3(146.83 Hz)、Fシャープ3(185 Hz)、B3(246.94 Hz)のBEADFシャープBです。通常のギターを完全4度下げた並びになっています。

    なぜ低いB弦に長いスケールが必要なのですか?

    同じ太さの弦では、低い音を出すほど張力が不足してビビリや音程の不安定さが出ます。バリトンの長いスケール(27インチ前後)は、低いBでも十分な張力を保つための設計です。

    合っているかどうかの目安は何セントですか?

    ±3セント以内を目安にしています。低音はズレがうなりとして聴き取りやすいため、6・5弦は特に中央を狙ってください。

    バリトンギターのチューニング(Bスタンダード)の合わせ方は?

    標準的なバリトンはBスタンダード(BEADF#B)で、6弦からB1・E2・A2・D3・F#3・B3の並びです。6弦から1弦へ順に合わせてください。低いB(61.74 Hz)はマイクが苦手な帯域なので、他の弦をミュートして6弦をしっかり弾き、12フレットのハーモニクスでも確認すると安定します。

    音声は外部に送信されますか?

    されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。

    Aスタンダード(ADGCEA)への調弦と必要な弦ゲージは?

    全弦を完全5度下げたADGCEAで、最低音はA1(55.00 Hz)となります。Bスタンダードよりさらに1音低いため、28〜30インチのロングスケールと、.068〜.072以上のヘヴィーゲージ弦が推奨されます。コードフォームは標準ギターのまま、重厚なアンサンブル低音が得られます。