8弦ギターチューナー無料|低いFシャープ弦まで測定

8弦ギター(FシャープBEADGBE)の全弦を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。最低弦Fシャープ1=46.25 Hzという超低音も、間引き処理の低周波検出経路で捉えます。針メーターでズレをセント単位で表示し、判定はすべてブラウザ内で完結します。

操作パネル

使い方

時間領域の自己相関(NSDF)と放物線補間による検出を用います。70 Hz未満はローパス後に4分の1間引き(11.025 kHz)した1024サンプルの窓(約92.9ミリ秒)で相関を取り、Fシャープ1=46.25 Hzの周期を2波長以上捉えます。基準はA4=440 Hzの12平均律です。

On this page

    「開始」でマイクを許可し、1本ずつ単音で弾いてください。8弦(Fシャープ1)・7弦(B1)は親指で深くはじき、アタックから1秒ほど置いて余韻で針を読むのがコツです。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。

    40〜60 Hz帯は部屋の定在波やエアコン・冷蔵庫の唸りと重なりやすいため、楽器にできるだけ近づいて弾いてください。内蔵マイクでは低音が拾いにくいので、外付けマイクがあると格段に安定します。

    8弦ギター開放弦の基準周波数一覧表(標準F#&ドロップE)

    8弦ギターの標準調弦(F#BEADGBE)は、7弦ギターのさらに完全4度下に低音F#(F#1=46.25 Hz)を追加した構成です。レギュラー6弦ギターの最低音E2から短7度(10半音)も低い音域に達し、一般的なベースの音域に肉薄します。

    プログレッシブ・メタルやジェント(Djent)で多用されるドロップE(EBEADGBE)では、8弦を全音下げてE1(41.20 Hz)とし、4弦ベースの最低音と同じピッチで破壊的なユニゾンリフを可能にします。A4=440 Hzおよび442 Hzの基準周波数は下表の通りです。

    8弦ギター開放弦の基準周波数と音響特性(標準F# / ドロップE対照表)
    弦番号音名(標準)ドロップEA4=440 HzA4=442 Hz音響的特徴とチューニングの要点
    第8弦(最低音)F#1E1 (41.20 Hz)46.25 Hz46.46 Hz超低音巻弦。空気中波長約7.4m。内蔵マイクの感度限界のため親指で深く弾き余韻で測定
    第7弦B1B161.74 Hz62.02 Hz7弦ギターの最低音。8弦の完全4度上(ドロップE時は完全5度上)。中低音リフの要
    第6弦E2E282.41 Hz82.78 Hz通常ギターの最低音。ドロップE調弦時は8弦(E1)の正確な1オクターブ上となり共鳴しやすい
    第5弦A2A2110.00 Hz110.50 Hz基準音Aの2オクターブ下。安定したテンション感で基音検出が極めてスムーズ
    第4弦D3D3146.83 Hz147.50 Hz中音域の基盤弦。倍音と基音のバランスが優れ、コードボイシングの核となる弦
    第3弦G3G3196.00 Hz196.89 Hzプレーン弦または細巻弦。張力バランスが変化しやすく定期的なイントネーション確認が必要
    第2弦B3B3246.94 Hz248.06 Hz7弦(B1)の2オクターブ上。7弦および8弦調弦時は共鳴防止のため完全にミュート
    第1弦(最高音)E4E4329.63 Hz331.13 Hz最高音プレーン弦。6弦(E2)の2オクターブ上。全8本の総張力変化による狂いに注意

    最低音F#1(46.25 Hz)の音響物理とデシメーション解析

    8弦ギターの最低音F#1(46.25 Hz)は、空気中の音波の波長が約7.4メートルに達する超低周波音です。一般的なギターアンプ用キャビネット(12インチスピーカー等)は70〜80 Hz以下を急激に減衰させるため、F#1の基音エネルギーはスピーカーからも再生されにくく、倍音(F#2=92.50 Hz、C#3=138.75 Hz)によって音程感を認識しています。

    ノートPCやスマートフォンの内蔵マイクも同様に、100 Hz未満の低域感度が著しく低下します。本チューナーでは70 Hz未満の信号に対して4分の1のデシメーション(44.1 kHzから11.025 kHzへのダウンサンプリング)を行い、1024サンプルの拡張自己相関窓(約92.9ミリ秒)で解析します。F#1の基本周期(約21.6ミリ秒)が4.3周期分、ドロップE(E1=約24.3ミリ秒)でも3.8周期分収まるため、超低音でも高精度に検出できます。

    • オクターブ跳躍への対処:チューナーがF#2(約92.5 Hz)を表示する場合、マイクが微弱な基音を見失い第2倍音を検知しています。ピックの先端ではなく親指の腹で丸く弾き、トーンノブを絞ることで基音の比率を高めてください。
    • アタック時のピッチ上ずり:太い弦ほど弾いた瞬間に張力が急増し、ピッチが鋭くシャープします。弾いた直後のアタック音ではなく、1秒ほど経過したサステインの安定部分でメーターを読んでください。
    • 12フレット自然ハーモニクスの活用:8弦の12フレット真上で鳴らすハーモニクス(F#2=92.50 Hz)は、マイクが最も集音しやすい周波数帯域です。開放弦実音とハーモニクスを交互に鳴らして確認するのが確実です。

    8弦ギターの安定調弦テクニックとトラブルシューティング

    8弦ギターは弦の数が多くネック幅も広いため、共振対策と調弦の順序が正確なセッティングの鍵を握ります。

    • 未調弦の7本の弦を確実に消音:8弦を弾く際は、手のひらの側面を指板上に寝かせて他の7本の弦を完全にミュートしてください。特に同音名のE弦(6弦・1弦)やB弦(7弦・2弦)の共振による誤検出を防ぎます。
    • 低音弦から高音弦への2巡調弦:8弦および7弦の太い弦は張力が非常に高く、締め込むとネック全体がわずかに順反りします。必ず8弦から1弦へ向けて粗調弦を行い、再度8弦に戻って2巡目の微調整を行ってください。
    • フロントピックアップの選択:リアピックアップは高次倍音が多くチューナーの針が揺れやすくなります。フロント(ネック側)ピックアップを選択し、トーンを絞ることで純粋な基音信号をチューナーに送り込めます。
    • ペグの遊び防止(巻き上げ調整):目標ピッチより高い場合は一度低く緩め、ペグを巻き上げる方向で針を中央に合わせてください。演奏中の弦の緩みを防ぎます。

    弦ゲージ選定・スケール長(マルチスケール)と張力管理

    8弦ギターを一般的な25.5インチスケールで設計すると、8弦F#1に十分な張力を与えるために極太の弦(.080以上)が必要となり、弦が硬すぎてサステインが失われイントネーション調整も困難になります。

    そのため現代の8弦ギターの多くは、27〜28インチのロングスケール、または低音側が28インチ・高音側が25.5インチとなるマルチスケール(ファンフレット)構造を採用しています。これにより、1弦側のチョーキングのしやすさを維持しながら、8弦側に理想的な張力(約17〜20ポンド)を確保できます。

    • 推奨弦ゲージ:標準F#では.070〜.074、ドロップEでは.074〜.080が標準的です。細すぎる弦はフレットに当たって激しくビビリ、太すぎる弦はナット溝やペグ穴の加工が必要になります。
    • 総張力への配慮:8本の弦がネックにかける総張力は75〜90 kgf以上に達します。弦交換時はすべての弦を一気に外さず、1本ずつ張り替えることでネックとトラスロッドへの急激な負荷変動を防いでください。
    • サドルの可動範囲とイントネーション:8弦のサドルは芯線の太さによる剛性(インハーモニシティ)を補正するため、最も後方(ブリッジエンド側)へ下げる必要があります。サドルの可動域が限界に達していないか確認してください。

    よくある質問

    8弦の開放弦の音程を教えてください。

    低い方からFシャープ1(46.25 Hz)、B1(61.74 Hz)、E2(82.41 Hz)、A2(110 Hz)、D3(146.83 Hz)、G3(196 Hz)、B3(246.94 Hz)、E4(329.63 Hz)のFシャープBEADGBEです。

    最低弦のFシャープが測れません。

    Fシャープ1=46.25 Hzは多くの内蔵マイクの拾える下限に近く、部屋の騒音にも埋もれがちです。静かな部屋で、楽器をマイクに近づけ、親指で強めにはじいて余韻で読んでください。それでも難しい場合は外付けマイクをお試しください。

    合っているかどうかの目安は何セントですか?

    ±3セント以内を目安にしています。低音はわずかなズレでもうなりが目立つため、8・7弦は特に中央を狙ってください。

    8弦ギターのチューニングはどう合わせますか?

    標準はF#BEADGBEで、7弦の低いBの下にさらに低いF#が加わります。8弦から順にF#1・B1・E2・A2・D3・G3・B3・E4を合わせてください。超低音のF#1(46.25 Hz)は内蔵マイクの感度が落ちやすいため、親指で深く弾いて余韻で合わせるか、12フレットのハーモニクスでも確認すると確実です。ドロップEのようにさらに下げる場合は、太いゲージと長いスケールが前提になります。

    音声は外部に送信されますか?

    されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われます。タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。

    ドロップE(EBEADGBE)への調弦と必要なセットアップは?

    8弦をF#1(46.25 Hz)から全音下のE1(41.20 Hz)へ下げます。ベースの4弦開放と同じ超低音となるため、27インチ以上のロングスケールまたはマルチスケールギターと、.074〜.080以上の極太弦、サドルの十分な可動範囲が必要です。