マンドリンチューナー無料|GDAE・オクターブ種に対応
マンドリンの調弦を合わせられる、無料のオンラインチューナーです。マンドリン(G3〜E5)とオクターブマンドリン(G2〜E4)のプリセットに対応し、2本1組の複弦ペアを1本ずつ高精度に判定して針メーターでズレをセント単位で表示します。バイオリンと同じ完全5度調弦(G3・D4・A4・E5)を持つ複弦楽器で、日本のマンドリン合奏で標準的なA4=442 Hzの基準ピッチにも対応しています。
操作パネル
使い方
時間領域の自己相関(NSDF)に放物線補間を組み合わせ、選んだマンドリン族プリセットの各弦の基準音(A4=440 Hzの12平均律)と照合します。複弦は1本ずつ測り、ズレをセントで表示します。減衰の速い高音E5(約659 Hz)でも基本周波数をサブサンプル精度で捕捉し、明瞭度判定によりピッキング時のアタックノイズを排除して安定した針表示を実現しています。A4=442 Hzへの切り替えにも対応しています。
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プリセット(マンドリン・オクターブマンドリン)を選び、「開始」でマイクを許可してから1本ずつ弾いてください。針が中央の緑(±3セント以内)になれば完了です。
複弦ペアは2本同時に弾いたとき、うなりが消えて一本に聴こえれば正解です。マンドリンは弦の張力が強く狂いやすいため、演奏前には毎回さっと確認する習慣がおすすめです。
複弦(コース)の片方を指先で軽く触れて消音(ミュート)し、残る1本だけをピックで弾いて測定します。2本同時に鳴らすと音程差による唸りを拾って針が安定しません。
ペグを回す際は、ギアのバックラッシュやナット溝の摩擦を防ぐため、必ず低い音から巻き上げる方向で合わせてください。行き過ぎた場合は一度半音ほど緩めてから巻き直します。
8本のスチール弦による総張力が非常に高いため、1本の弦を巻くと他の弦の音程が下がります。全コースを一通り合わせたら、基準となる第2コース(A線)からもう一度全体を確認してください。
マンドリン開放弦周波数一覧表(440 Hz / 442 Hz)
マンドリンは完全5度(700セント)間隔で調律される8弦4コースの撥弦楽器です。各コースの2本は完全に同一の周波数(ユニゾン)に合わせられます。
世界標準のA4=440 Hzおよび日本のマンドリン合奏で広く用いられるA4=442 Hzでの基準周波数は下表の通りです。
| 楽器種別 | コース番号 | 音名 | A4=440 Hz | A4=442 Hz | 音響的特徴と調弦時の留意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| マンドリン | 第4コース(最低音) | G3 | 196.00 Hz | 196.89 Hz | 低音の巻弦ペア。基音が太く比較的ピッチ検出が安定しやすい |
| マンドリン | 第3コース | D4 | 293.66 Hz | 295.00 Hz | 中音域の要となる巻弦。メロディと伴奏を繋ぐ音域 |
| マンドリン | 第2コース(基準弦) | A4 | 440.00 Hz | 442.00 Hz | 全体の調弦の基準音。最初に音を確定させるコース |
| マンドリン | 第1コース(最高音) | E5 | 659.26 Hz | 662.26 Hz | 最も細いプレーン弦。張力が高く断線しやすいため慎重に巻き上げ |
| オクターブマンドリン | 第4コース | G2 | 98.00 Hz | 98.44 Hz | マンドリンより1オクターブ低い低音弦。重厚な伴奏を担当 |
| オクターブマンドリン | 第1コース | E4 | 329.63 Hz | 331.13 Hz | ロングスケールによる豊かなサステインと澄んだ高音域 |
複弦ユニゾンの音響力学と調弦トラブルシューティング
マンドリン最大の特徴である複弦(コース)構造は、素早い減衰を補い豊かなトレモロを響かせるための設計です。2本の弦が完璧に一致していないと音響的な干渉が発生します。
- 唸り(ビート)の解消法:周波数がわずかに異なる2音が重なると、周波数差 |f1 - f2| に応じた音量のうねり(唸り)が生じます。メーターで大まかに合わせた後、2本同時に弾いて唸りが完全に消えるまで耳で微調整してください。
- 可動駒の直立確認:マンドリンの駒は接着されておらず弦圧のみで固定されています。調弦時に駒がペグ側へ傾くとオクターブピッチが狂うため、表板に対して常に垂直であることを確認してください。
- 細いE線の巻き上げ:第1コースのE線(約0.010インチ)は極めて高い張力がかかっています。一気に巻き上げると切断しやすいため、音を確かめながら数ミリずつ慎重にペグを回してください。
- ナット溝の引っ掛かり:スチール弦がナット溝で摩擦を起こすとペグを回しても音程が変わらず、突然跳ね上がります。溝に鉛筆の黒鉛を少量塗布すると滑りが良くなり調弦が安定します。
- 総合張力の再確認:8本の弦をすべて巻き上げるとネックと表板がわずかにたわみます。1コースから4コースまで合わせた後、必ずもう一度全体を巡回確認してください。
- 不調和度(Inharmonicity)の相乗:スチール弦は硬さ(剛性)を持つため、倍音が数学的な整数比よりもわずかに高くなります。ペアの2弦間で弦の摩耗状態が異なると倍音構造にズレが生じ、開放弦で合っていても濁りの原因となるため、同ゲージ・同ブランドの弦ペアを使用することが重要です。
- ピッキング時の時間差:実演奏においてピックは2本の弦を数ミリ秒の時間差で通過します。この極小の位相差がマンドリン特有のきらびやかで厚みのあるコーラス効果を生み出します。
よくある質問
マンドリンの開放弦の音程は?
低い方からG3(196 Hz)、D4(293.66 Hz)、A4(440 Hz)、E5(659.26 Hz)のGDAEです。バイオリンと同じ5度調弦で、2本1組の複弦になっています。オクターブマンドリンは同じ並びを1オクターブ下げたG2〜E4です。
複弦ペアの合わせ方は?
片方を指で押さえてもう片方だけを鳴らし、針の中央に合わせます。両方合わせたら2本同時に弾き、うなりが消えて澄んだ一音になれば正解です。
マンドリン属の他の楽器にも使えますか?
マンドーラ(CGDA)やブズーキなど、5度調弦の仲間はクロマチックチューナーのページで測れます。各弦の目標音が分かれば、同じ要領で合わせられます。
音声は外部に送信されますか?
されません。解析はすべてブラウザ内のメモリで行われ、タブを閉じるか停止すればマイクへのアクセスは即座に解除されます。
A4=442 Hzでの調弦には対応していますか?
対応しています。日本のマンドリンオーケストラや学生団体ではA4=442 Hzが標準です。基準ピッチを切り替えることで、各コースの目標周波数が442 Hz基準に自動連動します。
チューナーの針が2つの音の間で小刻みに揺れます。
複弦の2本が同時に鳴っていると、わずかなピッチ差(唸り)を拾って針が安定しません。必ず片方の弦を指で消音し、単音の澄んだ余韻で測ってください。
開放弦は合っているのにハイポジションで音がズレます。
可動式の駒(フローティングブリッジ)の位置がズレている可能性があります。12フレットのハーモニクス音と実音の高さを比較し、駒の位置を前後に微調整してください。